ARMAGEDDON(T)




人を凌駕せし者により造られた、瘴気漂う暗黒の闘技場。
青白いオーラに身を守られた無慈悲な怪物と、血の池に沈んだ勇敢な少女。
その光景を唖然としたまま眺め見るのは、柳川祐也ら一行。

「――――莫迦、な」
柳川は顔色を蒼白に染めて、目前で繰り広げられた絶望を必死になって否定する。
視線を後ろに移せば、倉田佐祐理も、久寿川ささらも、顔面蒼白となっていた。
それも当然だ。
まず第一に、これまで自分達を支えてくれた向坂環の死によるショックが大きいだろう。
そして第二に――篁の垣間見せた実力が、余りにも馬鹿げている。

環とて、こと肉弾戦に限定すれば、一般人の枠に収まるレベルでは無かった。
並外れた握力と運動神経を併せ持った彼女なら、防御に徹せば鬼の一族相手でもある程度はやり合えただろう。
その環に敢えて先手を取らせて、圧倒的不利な状況まで追い込まれたにも関わらず、易々と瞬殺劇を演じた怪物。
篁は……正しく邪神だ。
余りにも規格外の強さであり、余りにも凶悪であり、余りにも無慈悲である。

篁は鮮血のこびり付いた右腕をひらひらと振りながら、満足気に哂う。
「ククク……お前達のその顔、堪らぬわ。希望に満ちた顔が、恐怖と絶望に彩られてゆく様を見ていると、快楽が我が身を駆け上がる……」
「ク……悪魔がっ……」
「悪魔? そんな下等な者達と一緒にしないで貰いたい……」
柳川が眉を吊り上げて毒づいたが、篁はそれを一笑に付す。
すると佐祐理が怒りと悲しみを孕んだ瞳で、篁を睨み付けた。
「120人もの命を弄び、人が苦しむ様を見て笑っている男が、悪魔以外の何者だって言うんですか!」
「悪魔で無ければそれ以上の存在に決まっているだろう……」
篁は凍り付いた顔で佐祐理を直視した後、見ているだけで鳥肌が立つようなくぐもった笑いを漏らした。

その圧倒的迫力に気圧されながらも、ささらが必死に声を絞り出す。
「何言ってるの……貴方は悪魔そのものよ! 貴方の所為で、貴明さんも先輩も、向坂さんまで……! 
 皆、普通に生きてただけなのに……殺されるような罪なんて何処にも無かったのに……」
少なくともささらにとって、全ての元凶は篁だった。
環は篁に殺されてしまった。
河野貴明が命を落とし、朝霧麻亜子が修羅へと堕ちてしまったのも、この殺人ゲームを開催した篁の所為だ。
故にささらが抱く怒りと憎悪は並大抵のものでは無い。

だが篁はその憎悪を一身に受けて尚、吐き捨てるように言った。
「人間に罪が無いだと……? フフフフフ……違う。違う、違う、違う、違うっ!! 愚かなおのれ等は何も知らなさ過ぎる。
 愚かな人間共は、何百年経とうとも一歩たりとも進化せぬっ!! 虫酸が走るのだよ! 下等なおのれ等の顔を見ていると!」
蛇の紅い瞳に、強大な殺意が灯る。
その殺意はこの場に居る者達に対してだけでなく、世界中全ての人間に向けられたものだ。
「何だこの世界は!? 何だこの『人間』などという愚かな生物は!? 傲慢、嫉妬、飽食、色欲、怠惰、強欲、憤怒……。
 吐き気がする! 怖気が振るう! このように汚い……穢らわしいゴミ共など……消えて無くなるべきなのだッ!!」
篁は、全てを憎み、全てを見下し、全てを破壊し尽くそうとしている。
自分以外の全てを、軽視しきっている。

瞬間、柳川の心を覆っていた恐怖という名の霧が晴れた――理性も本能も、内に秘めた『鬼』すらも、全力で目の前の異形を否定していた。
「ふざけるな……貴様こそが最も醜く、穢れた存在ではないか! もう御託は良い……貴様は死ね」
柳川から放たれる殺気が、静かに、しかしあからさまに膨れ上がってゆく。

それを感じ取った佐祐理が、必死の表情で訴え掛ける。
「柳川さん、あまり無茶はしないようにして下さい! 『ラストリゾート』を高槻さん達が壊すまで、時間を稼がないとっ……!」
それは当然の意見だ。
底知れぬ力を持った篁を倒すには、『ラストリゾート』が消えるまで耐え凌いで、それから銃を用いて攻撃に転じるべきだろう。
しかし柳川は大きな背を向けたまま、揺るぎの無い声で、言った。

「時間を稼ぐのは良いが――――別に、今倒してしまっても構わんだろう?」
「――――っ!」

佐祐理が目を見開くと同時、柳川は背中を沈め、目にも止まらぬ速度で駆け出した。
その速度はさながら疾風のようであり、その迫力は獰猛な肉食獣をも遥かに上回る。

しかしその凄まじい突撃を目前にして尚、篁は余裕綽々の表情で。
「――良いだろう。お前の秘めたる鬼の力、試してみるがよい」
どこまでも愉しげに、死闘の開幕を告げていた。

柳川は全く躊躇する事無く篁の眼前に飛び込み、電光石火の右ストレートを繰り出した。
狙いは篁の左頬。
走り込んだ勢いも上乗せされた、頭蓋骨すらも粉々にしかねない桁外れの一撃。
「……何っ!?」
だが、まるで通じない。
篁は左腕一本のブロックで、柳川の拳を軽々と弾き返していた。
柳川は即座に拳を引き戻し、大地踏み締め両腕で連激を繰り出す。
一発、二発、三発、四発、五発、六発。
秒に満たぬ時間で立て続けに放たれた拳は、機関銃から撃ち出される銃弾の如く。

「ぬるいわっ!」
「チィ――――」
その連激すらも、篁は腕一本で次々と捌いてゆく。
まるで子供をあしらうかのように、眉の一本すら動かさずに。

柳川は焦る心を抑え込み、一瞬で判断を下す。
(……力押しの攻撃は、何度やっても通じんな。ならば――)
一歩後ろに下がり、間合いを調節し直す。
「――フッ!!」
大きく息を吐き、篁の顔面に照準を合わせ繰り出す光速のワンツー。
当然の如く拳は弾き飛ばされたが……問題無い。

先のワンツーは、敵の意識を上へと逸らす為のもの。
本命はがら空きとなった篁の足に放つ、渾身のローキックだ。
「――技を借りるぞ、リサァッ!!」
満を持して放たれたローキック――リサ=ヴィクセン必殺のコンビネーションが、篁の左足に突き刺さった。
「むうっ……」
終始余裕を湛えていた篁が、僅かながら顔を歪め、その態勢が大きく崩れる。
初めて怪物に生まれた隙を、柳川は見逃さない。

だん、と大きく踏み込んで篁の懷に潜り込む。
「うおおおぉぉぉぉっ!!」
咆哮。
目の前の敵を、それだけで灼き斬れる程に睨み付ける。
一気に勝負を決めるべく、有らん限りの力で拳を振りかぶり――途端、背筋に冷たいものが奔った。

直感に従い後方に飛び退いた直後、かつてない一撃が柳川を襲った。
先程までの柳川の攻撃が疾風だとすれば、それは、稲妻のような速度だった。
「がっ――は……」
篁の放った剛拳が一直線に伸び、柳川の腹部へと食らいつく。
柳川は優に4、5メートルは吹き飛ばされ、激痛に苛まれつつも地面に降り立った。

「ぐぅ……化け物め……」
柳川はこれまで以上の戦慄を覚えながら、唇を噛み締めた。
早い段階から回避動作を行ったのに、躱し切れなかった。
後方に飛び退き威力を逃した筈なのに、呆気無く吹き飛ばされた。
篁は力で柏木耕一を上回り、スピードでリサをも上回っている。
そして『ラストリゾート』で守られている以上、篁には生身の攻撃以外通じない。
自分はこの圧倒的身体能力を誇る怪物に、素手で挑み続けるしか無いのだ。


対する篁は蹴られた部位を気にする素振りも見せず、疲労の影も無い。
篁からすればこの戦いはあくまで余興であり、勝つと分かりきっているものなのだから、それも当然だった。
恐れるは執行者のみ。そして那須宗一亡き今、この島に自分を脅かすものは存在しない。
そして執行者に勝てぬと言うのも、十分な『想い』が溜まった以上は後僅かの間だけだろう。
残る参加者達を縊り殺し、『幻想世界』に侵攻して異能を封じる力さえ手にすれば、自分は文字通り神となれる。
とは言え――柳川の実力は予想を少々越えていた。

篁は柳川をじっと見据え、何か喜ばしいものに出会ったように口を開く。
「フフフ……まずは様子見をと思ったのだが、ああせねば少々危なかった。この私に反撃を強要させるとは……『鬼の力』、真に素晴らしい。
 その力、こんな所で散らせるのは余りに惜しい」
「貴様……何が言いたい」
柳川は怪訝な表情となり、篁へと鋭い視線を送った。
その視線を一身に受けながら、脳に響く甘美な声で篁が言葉を紡ぐ。
「もしお前さえ良ければ、我が元に来る気は無いか?」
「…………」
「どうかね……我が元に来れば、ありとあらゆるものが手に入る。権勢も、金も、最高の武器も、そして……今以上の力もだ……。
 いかがかね?」
そう言って、篁は凄惨に哂った。
怖気を催す、目の無い笑いだった。

柳川は一瞬の逡巡すら必要とせず、拒絶の思いを口にする。
「――断る。貴様に尻尾を振るくらいなら、死んだ方が遥かにマシというものだ」
「フフフ……それがお前の答えか。お前なら私の偉大さを理解出来ると思っていたのだが……」
篁の表情は笑みの形に歪んだままだったが、その瞳に紅蓮の炎が灯されてゆく。
肩にかかる威圧感が一層強まり、柳川は焦燥感を覚えたが――次の一言で、全て消し飛んだ。
「私は誰よりも強い力を持ち、誰よりも強い欲望を持ち、誰よりも優れている存在だ。
 だからこそ私はゴミ共の『想い』を束ねる神となり、新たなる世界を作るのだ。その片棒を担がせてやるというのに……愚かな男だ」


「――貴様が想いを束ねるだと?」
沸き上がる怒りが恐怖を塗りつぶし、噴き出す想いが今まで以上に身体を奮い立たせる。
世界を作る……これは、まだ良い。
並外れた資金力と実力を持つ篁ならば、確かに可能だろう。
だが、『想い』に関しては、絶対に違う。
「貴様にはそのような資格など無い。 慈悲も、友情も、愛情も、一切持ち合わせていない貴様に、人の『想い』を理解出来る筈が無い」
「ほう……」
柳川は篁から視線を外し、後ろで見守ってくれている仲間達を眺め見た。

倉田佐祐理――親友二人を失ったにも関わらず、笑顔を失わず、ずっと自分を支えてくれた少女。

久寿川ささら――彼女もまた親友達に先立たれ、それでも前向きに生き続けている。

そして、今は亡き同志達。
藤田浩之、七瀬留美――彼らはどこまでも優しかった。自分にとって、二人の生き様はとても眩しかった。
リサ=ヴィクセン――途中で道を違えた、しかし正義の心を確かに秘めた女性。
彼女達以外にも多くの人々と出会ったお陰で、今の自分がいる。
様々な人間と触れ合ったお陰で、自分は変わる事が出来た。
鬼に支配された哀れな傀儡から、一人の人間に戻る事が出来たのだ。

柳川は般若の如き形相を浮かべ、言葉を紡ぐ。
「――貴様は『想い』を集めていると言っていたな。その為にこの殺し合いを仕組んだと言っていたな。
 ならば俺が『想い』の力、見せてやろうっ!!」
人間はとても素晴らしく、暖かく、美しい生き物だ。
それをゴミと断じるこの男だけは、どれだけ圧倒的な力を持っていようとも、絶対に認めない――!

「――――ハァァァァァッ!!」
裂帛の気合を籠めて叫ぶ。
柳川は先の突撃に倍する勢いで疾駆し、万感の思いを込めて拳を握り締めた。
それを、目前の邪神に叩き付ける。


「ヌゥ――!?」
繰り出された拳を片腕で受け止めた篁だったが、今までの柳川の攻撃より明らかに威力が増している。
篁は打ち込まれた衝撃を殺し切れず、身体が後ろへと流される。
そこに柳川が間髪置かずに踏み込んで、鋭い回転蹴りを繰り出してくる。
片腕だけでは防げぬと判断した篁は、両腕を用いて柳川の攻撃を受け止めた。
続けて超至近距離で肩を突き出し、柳川の胸部へと当身を放つ。

「ガッ――――」
衝撃で一瞬呼吸が止まり、柳川はたたらを踏んで後退する。
そこに異常極まりない速度で迫る、黒い影。
柳川が視線を下ろすと、既に篁がこちらの足元まで潜り込んでいた。
篁の拳がピクリと動いた瞬間、柳川は即座に上体を後ろへと反らす。
その0.1秒後には、それまで柳川が居た空間を、下から吹き付ける凄まじい暴風が切り裂いていた。
当たっていれば大ダメージは免れぬ一撃だったが、ともかく篁のアッパーは空転した。
大振りの後には、必ず隙が生じる――故に柳川は、迷わず反撃に転じる。
一歩踏み込んでから片手を床につけ、篁の懐まで潜り込む。

「おおおおっ!」
気合の咆哮と共に思い切り身体を捻り、強烈な足払いを放つ。
予想外の攻撃に反応が遅れた篁に、刃物さながらの蹴撃から逃れる術など無い。
「ガッ……」
唸りを上げる旋脚が炸裂し、篁の身体が宙に舞った。
柳川は素早く腰を上げ、そのままの勢いで上空の篁目掛けて拳を突き出す。
篁は背をこちらに向けており、動きの取れぬ上空では回避動作など取れぬ筈。
それが柳川の予測だった。
だが何物にも縛られぬ『理外の民』の前では、そのような予測など無意味だ。

突如手首を圧迫され、拳が止まる。
「……何だとっ!?」
絶好の好機に放った一撃が、防がれた。
篁は背中を向けたまま、後ろ手で柳川の腕を掴み取っていたのだ。
そして単純な力比べでは、鬼の力を持つ柳川ですら勝負にならない――

「むううううんっ!」
「…………っ!」
篁の足が地面に着いた直後、柳川は凄まじい力で上方に投げ飛ばされていた。
その飛距離、高さにして六メートル。
柳川は宙を舞いながらも、なんとか受け身を取ろうとしたが、地面を見た瞬間戦慄した。
篁が真下で、拳を大きく振りかぶって待ち構えていたのだ。
拳の周りには、赤黒い邪悪なオーラが集中しているようにも見える。

「死ねエエェッ!」
「く――!?」
このまま防御せずに渾身の一撃を食らってしまえば、間違い無く即死させられてしまう。
柳川は宙を舞ったまま、迫る剛拳を両腕で受け止めようとして――止めた。
急造の堤防を張った所で、猛り狂う津波の前には押し潰されてしまうだけだ。
防御を固め正面からまともに受けたとしても、両腕は確実に使用不可能となってしまうだろう。
あの攻撃を防ぐには、身を躱すか、横に受け流すしかない。
(攻撃が来るタイミングさえ分かれば……!)
冷静に距離を計り続け、篁の射程範囲に入った瞬間、先読み気味に左腕を振るう。
繰り出される篁の拳の軌道を左腕でずらし、間髪置かず渾身の右ストレートを放つ――!!

「た・か・む・らぁぁぁぁぁっっ!!」
飛ばされた体の勢いも上乗せした一撃が、篁の頬を完璧に捉えた。
「……ガアアアァッ!?」
篁は大きく弾き飛ばされ、背中から地面に滑り込む形で倒れた。
それを好機と取った柳川は、床に着地すると同時に追撃を掛けようとする。
しかし柳川が足を踏み出した直後、篁は跳ねるように飛び起きて、再び戦闘態勢を取っていた。
それを見て取った柳川は即座に立ち止まり、心底呆れたように呟く。

「全く……ふざけた怪物だ」
先の一撃はこれ以上無い程に体重を上乗せした、文字通り最強の拳撃だった。
仮に自分があの攻撃を受ける側だったとしたら、恐らく一撃で意識を持っていかれただろう。
しかしパッと見る限り、篁にはそこまで大きなダメージがあるように見受けられない。
せいぜい口元から血を――人間では流し得ないドス黒い血を流している程度だ。

厳しい表情を崩さぬ柳川と対照的に、篁は酷く満足げに口元を吊り上げ、哂った。
「フッフッフッ……ハッハッハッハッ!」
「……何が可笑しい」
「素晴らしい……先程よりも更に強くなっている。お互いに制限を受けている環境下とは言え、この私に血を流させるとは正しくその力鬼神の如し。
 お前の『想い』の力、確かに見せて貰ったよ。次は――私が『想い』の力を見せる番だな」

そう言って篁が懐から取り出したのは、禍々しく光り輝く青い宝石だった。
その姿を正しく認識した瞬間、柳川は全身に悪寒を感じ、咄嗟に後ずさった。
自分はアレを知っている。
知る限りの情報によれば、アレは篁が直属の護衛を用いてまで手に入れようとした物であり、此度の殺し合いの鍵となるものでもある。

佐祐理が呆然と声を洩らす。
「――何ですかあれは…………」
そこから先は言葉に出来なかったし、する必要も無かった。
宝石に纏わりついた赤黒いオーラが報せる――アレは絶対の死を運ぶ物であり、この世に在ってはならない物だ。
佐祐理達は、ただ黙って篁の一挙一動を見守る事しか出来ない。
篁は宝石を握り締め、嬉々とした様子で告げる。

「ククク――さあ、刮目せっ……!?」

そこで、佐祐理も、ささらも――そして篁すらもが、驚愕した。
突如、鳴り響いた銃声。

「――――ぐ……が、はっ…………」

柳川が腹部から鮮血を迸らせ、ガクリと地面に膝を付く。
血反吐を吐きながら、銃声の起点を確かめるべく振り返ると、『高天原』の入り口に。

「――あらあら……一番の強敵だと思っていた柳川さんを、これ程簡単に倒せるとは予想外でした」
「あははっ、お母さんが凄いだけだよ。お母さんに出来ない事なんて、何もないんだから」

そこにはジェリコ941を構えた水瀬秋子と、水瀬名雪――未だ参加者同士の殺人遊戯を望む二人が、悠然と屹立していた。




【時間:3日目12:55】
【場所:f-5高天原】
柳川祐也
 【所持品:イングラムM10(12/30)、イングラムの予備マガジン30発×3、コルトバイソン(1/6)、日本刀、支給品一式(食料と水残り2/3)×1】
 【所持品2:フェイファー・ツェリスカ(4/5)+予備弾薬38発、強化プラスチック製大盾】
 【状態:中度の疲労。腹部重傷・左上腕部亀裂骨折・肋骨三本骨折・一本亀裂骨折(全て応急処置済み・ある程度回復)・首輪解除済み】
 【目的:篁の打倒。最優先目標は佐祐理を守る事】
倉田佐祐理
 【所持品1:レミントン(M700)装弾数(4/5)・予備弾丸(10/10)、レジャーシート、吹き矢セット(青×3:麻酔薬、赤×3:効能不明、黄×3:効能不明)】
 【所持品2:二連式デリンジャー(残弾0発)、暗殺用十徳ナイフ、投げナイフ(残り2本)、日本刀、支給品一式×3(内一つの食料と水残り2/3)、救急箱】
 【所持品3:コルト・ディティクティブスペシャル(4/6)】
 【状態1:驚愕、留美のリボンを用いてツインテールになっている、首輪解除済み】
 【状態2:右腕打撲。両肩・両足重傷(大きく動かすと痛みを伴う、応急処置済み)】
 【目的:篁の打倒】
久寿川ささら
 【持ち物1:ドラグノフ(4/10)、電磁波発生スイッチ(作動した首輪爆弾の解除用、充電済み)、トンカチ、カッターナイフ、救急箱(少し消費)】
 【持ち物2:包丁、携帯電話(GPS付き)、携帯用ガスコンロ、野菜などの食料や調味料、ニューナンブM60(3/5)、支給品一式】
 【状態:驚愕、右肩負傷(応急処置及び治療済み・若干回復)、首輪解除済み】
 【目的:篁の打倒。麻亜子と貴明の分まで一生懸命生きる】
篁
 【所持品:青い宝石(光86個)、他不明】
 【状態:驚愕、軽度の疲労、頭部に多少のダメージ、ラストリゾート発動中】
水瀬秋子
 【持ち物1:ジェリコ941(残弾5/14)、トカレフTT30の弾倉、澪のスケッチブック、支給品一式】
 【持ち物2:S&W 500マグナム(5/5 予備弾2発)、ライター、34徳ナイフ】
 【状態:マーダー、腹部重症(傷口は塞がっている・多少回復)、頬に掠り傷、首輪解除済み】
 【目的:優勝して祐一を生き返らせる。名雪の安全を最優先】
水瀬名雪
 【持ち物:八徳ナイフ、S&W M60(5/5)、M60用357マグナム弾×9】
 【状態:マーダー、精神異常、極度の人間不信、首輪解除済み】
 【目的:優勝して祐一の居る世界を取り戻す】
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