柳川祐也一行が地下要塞内に侵入した時、危惧していたような迎撃は無かった。 黄泉に通じるような長い通路を、黙々と進んでゆく。 通路の至る所に電灯が設置されている為、懐中電灯を構える必要は無い。 しかし――自分達を囲む四方の壁から、特殊な力を持たぬ者でも感じ取れる程の邪気が漏れ出ている。 無機質な筈の要塞が、人間を丸呑みする巨大な化け物であるかのような錯覚を覚えさせられる。 誰も、一言も発さない。 此処は紛れも無く死地であり、一秒にも満たぬ油断が死に直結する。 一行の足音と息遣いだけが、静寂を切り裂くべく響いている。 道を進むにつれて濃くなっていく嫌な予感が、自分達の終着点に居座る怪物の存在を報せていた。 「――あれは?」 倉田佐祐理が進行方向を指差す。 これまで一直線だった通路が、前方100メートル程の所で曲がり角となっていたのだ。 柳川は足を止めぬまま、イングラムM10を強く握り直した。 「待ち伏せには格好の地形だな。俺が先陣を切るから、倉田と久寿川は背後の警戒をしてくれ。 向坂――お前は突撃銃を持っている以上、俺と一緒に最前線で戦わねばならん。出来るな?」 「心配は無用です。こう見えても私、運動神経と度胸には自信がありますから。 此処で足が竦んでしまうようじゃ、タカ坊に合わせる顔が無いですしね」 「良い心掛けだ。それでは――行くぞ!」 環の返事を確認した直後、柳川は疾風と化した。 こんな分かり易い所で待ち伏せしているなど、鈍愚な弱兵である証拠。 そのような者共相手に、小細工など弄する必要は無い。 柳川は一気に直線を渡り終え、曲がり角へと飛び込んだ。 敵の姿を確認する作業など後回しにし、曲がり角の向こう側へとイングラムM10を乱射する。 神速を以って放たれた銃弾は凄まじい勢いで猛り狂い、近くにいた敵兵士を根こそぎ薙ぎ倒していた。 しかしそれで一安心と言う訳にはいかない。 曲がり角の先――比較的幅の広い階段の傍には十数個のコンテナで築かれた、即席のバリケードが展開されていたのだ。 その背後には確かに人の気配が有り、こちらの掃射が止むのを今か今かと待ち侘びていた。 程無くして柳川のイングラムM10が弾切れを訴え、それを察知した敵兵士達がここぞとばかりに姿を表した。 五人の兵士達は例外無く拳銃を携えており、それらの銃口は全て柳川に向けられようとしている。 「――させないっ!」 そこで柳川の真横に環が現れ、その手元から無数の火花が放たれた。 姿を晒し無防備な状態となった兵士達の身体を、M4カービンから放たれる銃弾が蹂躙していく。 鮮血と肉片が弾け飛んで、床に撒き散らされる。 柳川はその間に銃弾の装填作業を終え、地面に倒れ伏す敵兵士の亡骸を拾い上げた。 続いてコンテナに向かって疾走し――高々と宙を舞った。 コンテナの上に着地すると同時に銃口を下へ向け、引き金を引きながら横一直線に振るう。 死体を盾としている為に、敵の応射は全て無力化されていた。 「や、やめ――」 「うわ……うわあああァァッッ!!」 阿鼻叫喚の様相を呈しながら、敵兵士達は為す術もなく蹴散らされてゆく。 柳川が掃射を停止した時にはもう、この場で生きている者は自分達だけとなっていた。 愚鈍な者相手ならばそれなりの力を発揮したであろう兵隊達も、圧倒的な火力差と異常なまでに迅速な攻撃の前では無力だった。 柳川は地面に転がった拳銃を何丁か拾い上げ、それを仲間達に配る。 無傷で十は下らぬ敵兵士達を殲滅し、武器も入手出来たのだから、会心の戦果であると言えるだろう。 柳川一行は全員が全員壮絶な死闘を経験済みである為、殺人への禁忌に気を遣る事も無い。 しかしながら柳川は眉間に皺を寄せ、何かを考え込んでいた。 その様子に気付いた佐祐理が、怪訝な顔で問いの言葉を発する。 「どうしたんですか?」 「……今の敵兵士達は、ラストリゾートとやらで守られている様子は無かった。一体何故だ?」 そう。 どれだけ堅固な防御力を誇る強力無比のシステムであろうとも、使わなければ宝の持ち腐れに過ぎないのだ。 人手はそう多くない筈の主催者側が、それなりの数で構成された部隊を守ろうとしないのは明らかに可笑しい。 本気で地下要塞を守ろうとするのならば急造のバリケードなどに頼らず、自慢のラストリゾートを用いる筈だった。 沸き上がる疑問に応える推論を、ささらがいち早く口にする。 「もしかしたらもう、高槻さん達がラストリゾート発生装置を壊してしまったんじゃないですか? それでもう、主催者達はラストリゾートを使えなくなってしまったんじゃ……」 「ふむ……確かにそう考えるのが自然だな。コンテナでバリケードを造るなど、ずさんも良い所だ。 恐らくはラストリゾートに頼り切った結果、他の防衛方法を準備していなかったという事か」 「どうしますか? 此処からならもう『高天原』はそう遠くありません。 此処で待機して、他の皆が来るのを待つか――それとも、私達だけで突撃を敢行するか」 環の問いを受けた柳川が、鋭い眼つきでイングラムM10を構え直した。 「わざわざ敵に立て直す時間を与えてやるつもりは無い。このまま攻め上がって、一気に勝負をつけるぞ」 一行は例外無く、下へと通じる階段を見下ろした。 あの先――奈落の底を連想させる地下要塞最深部に、全ての元凶が潜んでいる筈。 (舞、祐一さん。佐祐理は戦います……貴女達の分も、主催者に噛み付いてみせます) 佐祐理は親友達の笑顔を一度思い浮かべた後、地獄へ通じる階段へと足を踏み出した。 降り終えた先は広間――1辺40メートルはある巨大な四角形上の空間――となっており、無数のコンテナやドラム缶が乱雑に散在していた。 天井は闇に霞んでおりはっきりとは分からないが、恐らく高さ10メートル程といった所だろうか。 薄暗い広間の向こうには、見るからに堅固そうな扉がある。 要塞詳細図によれば、あの扉の先が『高天原』の筈だ。 柳川は仲間と共に、広間の中を慎重に進んで行く。 (……生命の気配は無い。此処には守兵が配置されていないのか?) そんな疑問が秒にも満たぬ時間だけ過ぎったが、微かに聞こえた物音によりすぐ消し飛んだ。 「不味い――――!」 「えっ!?」 柳川が佐祐理の腰を抱いて飛び跳ねた直後、鼓膜に響く爆音が四回連続で轟き、床を振動させた。 背後にあった決して小さくは無いコンテナが、粉々に砕け散る。 砕かれたコンテナの欠片は辺り一帯に飛散し、パラパラと地面に舞い降りた。 環は銃声がした方へ、即座にM4カービンの掃射を浴びせかける。 その直後、環達は見た――二人の少女が俊敏な動作で、縦横無尽に跳ね回るのを。 「向坂! 久寿川! こっちに下がれっ!!」 環が声のした方に首を向けると、柳川は佐祐理と共にコンテナや廃材が積み重なった山へと身を隠していた。 環とささらがそこに飛び込むのとほぼ同時、連続した銃声が聞こえ、すぐ近くにあったコンテナが弾けた。 一行は山の陰から顔を出し、来襲者の様子を窺う。 「あれは――メイドロボ?」 「ええ……最近市販が開始された、セリオシリーズですね」 環の疑問に、佐祐理が答えを返す。 二人の襲撃者の正体は、巷ではセリオと呼ばれているメイドロボットだった。 一見容姿端麗な少女に見えるが、その右腕には凶悪な威力を誇るフェイファー・ツェリスカ。 反対側の腕には、少年が用いていた強力無比な防具――強化プラスチック製大盾が握り締められていた。 「なんて冷たい目……同じロボットなのに、ゆめみさんとはまるで違う……」 ささらの言葉通り、セリオ達の目は例外無く無機質な光を湛えており、おおよそ人間らしさというものが感じられない。 柳川が、イングラムM10の残弾数を確認しながら言った。 「お喋りしている余裕は無いぞ。アレは篁が用意した『兵器』だ……ただのメイドロボとは、桁が違う」 先程見せたあの俊敏な動き、最強の超大型拳銃を片腕で苦も無く連射する膂力、通常のメイドロボットでは有り得ない。 今自分達を襲撃しているのは、人間の兵士で構成された部隊などよりも、よほどタチの悪い強敵だ。 環はいつでも動けるよう中腰になりながら、苦々しげに口を開く。 「……文字通り、殺人マシーンって訳ね。柳川さん、どうしますか?」 「この防壁とて、何時まで保つか分からん。こちらから打って出るしかなかろう」 「そ、それは――」 それは、危険だと。佐祐理が言い終えるのを待たず、柳川と環は疾風と化した。 続いて、大地を揺らす爆音。 「ク――――」 柳川が駆ける。 遅れて怒涛の射撃が降りかかり、柳川の真後ろの地面が弾け飛ぶ。 二体の死神達は、お互いがお互いの隙をカバーするように動いている為、弾込めしている最中を狙うといった戦法は取れぬ。 ならば、避けながら攻撃するしか無い。 柳川は足を止めないまま、セリオ達がいる辺りへ銃弾の嵐を注ぎ込んだ。 セリオ達は示し合わせたかのような動きで同時に飛び跳ね、造作も無く危険から身を躱す。 しかし例え常識外れの運動性能を誇るロボットであろうとも、物理法則にだけは抗えない。 「――そこっ!!」 セリオ達が地面に降り立つ前を狙って、環がM4カービンの引き金を絞る。 宙に浮いたまま、碌な回避動作も取れぬセリオ達だったが、しかし―― 「……やっぱりそうなる訳ね」 銃弾は一つの例外も無く、強化プラスチック製大盾により弾き飛ばされていた。 たん、と音を立ててセリオ達が地面に降り立つ。 戦慄に歪んだ顔でその様子を眺めながら、柳川は思う。 このロボット達は、正面勝負ならばあのリサ=ヴィクセン以上の強敵やも知れぬ、と。 何しろ最強の攻撃力を誇るフェイファー・ツェリスカと、アサルトライフルの銃弾さえも防ぎ切る大盾の両方を同時に使いこなしているのだ。 機械故の弱点か、攻撃パターンが単調過ぎる為に何とか凌げてはいるが、それも長くは保たぬだろう。 何しろ自分達は戦い続けてるうちに体力を消耗してゆくが、ロボットは疲労したりしないのだから。 このままでは――やられる。 冷静沈着な柳川ですら、今の状況には焦燥感を覚えずにいられなかった。 ◆ 焦っているのは、未だ瓦礫の山に隠れている佐祐理とささらも同じであった。 寧ろ爆撃の外から戦況を観察出来る分、彼女達はより大きな絶望を感じていたに違いない。 二体のセリオによる攻撃は、際限無く降り注ぐ豪雨だった。 フェイファー・ツェリスカから放たれる弾丸は、さながら爆撃のようだ。 その一発一発が必殺の威力を秘めた攻撃を、セリオ達は矢継ぎ早に連射してゆく。 一体が銃弾を補充している間も、もう一体は決して攻撃を絶やさない為、爆撃が止む事は無い。 それがどれ程危険な猛攻なのか、当然のように理解出来た。 「柳川さんっ……!」 このまま自分だけ安全地帯に身を置いている訳にはいかない。 佐祐理はレミントン(M700)をぎゅっと握り締め、銃弾の嵐に自ら身を投じようとする。 しかしその刹那、後ろ手をささらに掴み取られた。 「待って、倉田さん! 今貴女が行っても死ぬだけよ!」 「…………っ」 それは間違いなくささらの言う通りだった。 『鬼の力』を持つ柳川と並外れた運動神経を持つ環だからこそ、何とか持ち堪えられているのだ。 自分やささら程度では、時間稼ぎにすらなりはしない。 とは言えこのまま手を拱いて見ているだけでは、いずれ柳川達が殺されてしまうだろう。 どうしたものかと考え込んでいると、ささらが顔を寄せて耳打ちしてきた。 「落ち着いて良く見て。あのロボット達の動き、何か特徴があるとは思わない?」 「え?」 「柳川さん達は全く足を止めずに戦ってるわ。だけど、ロボット達は……」 佐祐理はセリオに視線を固定させて、その一挙一動を注意深く観察した。 セリオは柳川達を上回る速度で、目まぐるしく動き回っている。 長い髪を引いて走り抜ける美しい姿は、さながら流星のようだ。 あの動きを捉えきれる人間など、地球上には存在しないとさえ思える。 しかし良く見れば、流星が動かぬ人形と化す瞬間が存在していた。 ◆ ――身体中に毒が回ってゆくように、じわじわと体力が奪われる。 「ハ――――、く――――」 1秒の休息すらも許されぬ回避を強要され、息を切らし始めた柳川。 『鬼の力』を秘めている柳川だったが、だからこそその負担は共闘している環以上だった。 柳川は極力環が攻撃の的にならぬよう、敢えて敵の攻撃を引きつけるように戦っていたのだ。 運動能力に優れる自分が回避を続け、M4カービンを持つ環が攻撃する。 それがこの場で柳川達に許された、唯一の戦術だった。 対するセリオ達は全くの無傷であり、動きが鈍る素振りも見られない。 環が放つ攻撃はただの一度もセリオ達に届かず、全ては空を切るか強化プラスチック製大盾の前に遮られていた。 柳川は上体を屈める事によって、セリオの銃の射線から身を躱す。 「……なめるなぁっ!!」 セリオが攻撃する瞬間に合わせて、カウンター気味にイングラムM10を連射する。 だが案の定、強化プラスチック製大盾という壁に阻まれ、弾かれた弾丸は地面に転がるだけだった。 最早、優劣は明らかとなっていた。 セリオ達は攻撃する瞬間必ず強化プラスチック製大盾を構えている為、正面からの攻撃は無意味だ。 運良く盾に守られていない部分を撃ち抜けたとしても、ロボットである以上大した損傷には至らぬだろう。 しかし盾に守られておらず、生身の人間でもある柳川達は、フェイファー・ツェリスカの弾丸が一発掠ってしまえば確実に致命傷を受ける。 故に、このまま動き続ければ燃え尽きると理解しながらも、柳川達は走り続けるしかない。 「あっ……!?」 そして、とうとう『その時』が訪れた。 体力を消耗していたのもあるだろうし、足場にコンテナや廃材の破片が散らばっていたのもあるだろう。 環が大きくバランスを崩し、足を止めてしまったのだ。 その隙を、冷徹な殺人兵器が見逃す道理は存在しない。 二体のセリオは、フェイファー・ツェリスカの銃口を環へと向けた。 最強の大型拳銃による同時攻撃は、完全体の鬼ですらも一撃で殺し切るだろう。 耐え切れる生物など、地球上に存在しない。 「向坂っ!!」 柳川が閃光の如き勢いで駆け寄るが、遅い。 ――火薬の爆ぜる音が、二回した。 続いて、ドサリと地面に崩れ落ちる人影。 柳川には、僅か数秒の間で何が起きたのか分からなかった。 前方には身体の何処にも怪我を負っていない環の姿。 そして床には頭部の半分を失ったセリオ達が、倒れ伏せている。 柳川は一体何事かと周囲を確認し――やがて自分達を救ってくれた者の正体に気付いた。 「倉田、久寿川……」 佐祐理とささらが、瓦礫の山から身を乗り出し、レミントン(M700)とドラグノフ――即ち、狙撃銃を構えていたのだ。 二体のセリオは、あれで頭部を撃ち抜かれたのだろう。 いくらロボットと言えども、強力な威力を秘めたライフル弾が直撃してしまえば、ひとたまりもあるまい。 それに強固な強化プラスチック製大盾も、正面以外からの攻撃に対しては意味を為さない。 しかし一つだけ、大きな謎が残る。 環はつかつかと佐祐理達に歩み寄り、疑問の表情で言った。 「ありがとう、助かったわ。でも貴女達、あれだけ素早い相手をどうやって捉えたの?」 セリオ達は人間の限界を遥かに凌駕した速度で、引っ切り無しに動き回っていた。 短機関銃や突撃銃による掃射ですら当たらなかったのに、単発式の狙撃銃を命中させるなど神業に等しい。 佐祐理は柔らかい笑みを浮かべて、解答を口にした。 「あのロボット達は、銃を撃つ時だけは絶対に動きが止まるんです。ですから佐祐理達はそこを狙いました」 「成る程ね……」 それはロボット故の弱点か。 セリオ達の射撃は正確ではあったが、決して不安定な体勢では攻撃しないようプログラムされていたのだ。 だからこそ、こと銃に関しては素人に過ぎないささらと佐祐理でも、十分捕捉可能だった。 柳川は軽く佐祐理の頭を撫でた後、大きく息を吐いた。 「ともかく……少しの間休憩するか。最早篁は目と鼻の先だし、決戦には万全な状態で挑むべきだろう」 【時間:3日目12:10】 【場所:f-5高天原付近】 柳川祐也 【所持品:イングラムM10(21/30)、イングラムの予備マガジン30発×3、コルトバイソン(1/6)、日本刀、支給品一式(食料と水残り2/3)×1】 【所持品2:フェイファー・ツェリスカ(5/5)+予備弾薬38発、強化プラスチック製大盾】 【状態:中度の疲労・左上腕部亀裂骨折・肋骨三本骨折・一本亀裂骨折(全て応急処置済み・ある程度回復)・首輪解除済み】 【目的:休憩後、『高天原』に侵攻。主催者の打倒。最優先目標は佐祐理を守る事】 倉田佐祐理 【所持品1:レミントン(M700)装弾数(4/5)・予備弾丸(10/10)、レジャーシート、吹き矢セット(青×3:麻酔薬、赤×3:効能不明、黄×3:効能不明)】 【所持品2:二連式デリンジャー(残弾0発)、暗殺用十徳ナイフ、投げナイフ(残り2本)、日本刀、支給品一式×3(内一つの食料と水残り2/3)、救急箱】 【所持品3:コルト・ディティクティブスペシャル(4/6)】 【状態1:留美のリボンを用いてツインテールになっている、首輪解除済み】 【状態2:軽度の疲労・右腕打撲。両肩・両足重傷(大きく動かすと痛みを伴う、応急処置済み)】 【目的:休憩後、『高天原』に侵攻。主催者の打倒】 向坂環 【所持品@:ベアークロー・鉄芯入りウッドトンファー、フェイファー・ツェリスカ(5/5)+予備弾薬43発、強化プラスチック製大盾】 【所持品A:M4カービン(残弾15、予備マガジン×1)、救急箱、ほか水・食料以外の支給品一式】 【状態@:後頭部と側頭部に怪我・全身に殴打による傷(治療済み)、脇腹打撲(応急処置済み)、首輪解除済み】 【状態A:中度の疲労・左肩に包丁による切り傷・右肩骨折(応急処置済み・多少回復・右腕は大きく動かすと痛みを伴う)】 【目的:休憩後、『高天原』に侵攻。主催者の打倒】 久寿川ささら 【持ち物1:ドラグノフ(4/10)、電磁波発生スイッチ(作動した首輪爆弾の解除用、充電済み)、トンカチ、カッターナイフ、救急箱(少し消費)】 【持ち物2:包丁、携帯電話(GPS付き)、携帯用ガスコンロ、野菜などの食料や調味料、ニューナンブM60(3/5)、支給品一式】 【状態:軽度の疲労・右肩負傷(応急処置及び治療済み・若干回復)、首輪解除済み】 【目的:休憩後、『高天原』に侵攻。主催者の打倒。麻亜子と貴明の分まで一生懸命生きる】 - BACK