新たなる復讐鬼




――決戦は終わった。
多種多様な人間が憎み合い、殺し合い、殲滅し合った激闘は、朝霧麻亜子の勝利で閉幕を迎えた。
それなりにしっかりとした外観であった民家は今や崩壊寸前で、爆発の直撃を受けた外壁は見るも無残な姿を晒している。
降りしきる雨ですら、この地に充満した血の臭いを取り除く事は適わない。
その荒野より少し離れた茂みの中で、麻亜子は腰を落とし身体を休めていた。
戦いを制した後すぐに荷物を回収して休憩に移行した為、体力だけならば回復している。
だが麻亜子の身体は、最早無事な部位の方が少なくなっていた。
一撃毎の衝撃力は比較的弱い9mmパラベラム弾による攻撃、そして殆どが防弾服の上から受けたとは言え、食らった回数が多過ぎた。
両腕の上腕部と腹部にはドス黒い痣が浮かんでおり、左耳介は消失してしまっている。
武器を持ち上げる度に両腕に鈍痛が走り、身体を動かす度に腹部が痺れる。

精神の方も、健全とは言えない状態だった。
大きな目標であった来栖川綾香の打倒を成し遂げたものの、気分はどうにも晴れない。
扇動し多くの人を殺させておいてから、最後の最後に自らの手で仕留める。
事は狙い通りに進んだのだが、麻亜子は作戦の成就を喜ぶ気にはならなかった。
憎悪に支配されたあのおぞましい復讐鬼は、自分の手によって生み出されたものなのだ。
一人の人間を狂わせ、殺人を行わせ、最終的に命まで奪い取る。
それはただ人を殺すよりも、遥かに非道であり罪深い行為だろう。
自分は取り返しのつかない罪を、また一つ犯したのだ――

「ヘコたれるんじゃあないっ! 生徒会メンバーはヘコたれないっ!」
麻亜子は一喝すると、自身の頬を思い切り平手で叩いた。
そう、痛みや罪悪感如きに屈している場合では無い。
どれだけ身体や心が痛もうとも、まだ動ける以上は問題無い。
自分は何としてでも最後まで戦い続け、在りし日の生徒会を取り戻さねばならないのだ。
とは言え、よくよく考えれば褒美の話が嘘だという可能性もある。
ならばゲームを終わらせるまでの過程で、ささらを死なせはしない。
自分とささらの二人だけが残るまで人を殺し続け、そして最後に自害してささらを優勝させる。
褒美の話が本当なら在りし日の生徒会を取り戻せるし、嘘だったとしてもささらの命だけは救える筈。
大丈夫、もうゴールはだいぶ近付いてきた。
ささらにとって最大の脅威である綾香も排除した。
必然的に、綾香が持っていた数々の強力な装備も手に入った。

短機関銃――IMI マイクロUZIとH&K SMG‖、加えてそれぞれの予備マガジンが一つずつ。
恐らくはこれから先、圧倒的火力を誇るこの二つが主力武器となるだろう。
両方とも弾丸を補充した状態ならば、最大で六十発もの連続攻撃を放つ事が出来る。
絶え間なく降り注ぐ弾丸の雨は、対象を完全に破壊し尽くすだろう。

首輪探知機――これを用いれば、大した苦も無く他の参加者を探し出せる。
今の自分の装備に対抗出来る者など殆どおるまい。
哀れな獲物達を容赦無く捕捉し、速やかに排除してみせよう。

そして最大の切り札とも言える、携帯型レーザー式誘導装置。
その凄まじい破壊力は自身の身を以って体験している。
しかし砲身に取り付けられたディスプレイには、1という数字が表示してある。
説明書によるとこれは残弾を表す物であるらしいから、この武器は後一回しか使用出来ないという事になる。
いざという時まで取っておいた方が良いだろう。

考察を終えると、麻亜子はすっと立ち上がった。
「あやりゃん、草葉の陰から見ておくんだね。……お前を倒した、修羅の生き様を」
綾香の死体が転がっているであろう方角に向けてそう呟くと、麻亜子は闇の中へ消えていった。
再び凄惨な戦いへと身を投じる為に。

   *     *     *    *     *     *

雨が絶え間なく降り注いでいる。時折、雷鳴もする。
そんな中で吉岡チエと小牧愛佳を乗せたウォプタルは、街道を一直線に進んでいた。
「やっぱりまだ疲れてるみたいッスね……」
「うん……」
二人の言葉通り、ウォプタルにはまだ疲労の色が残っている。
駆ける速度は、全快時のせいぜい半分といった所だろう。
だがそれでもチエ達は、これ以上ウォプタルの回復を待つ気にはならなかった。
自分達の手落ちが原因で、藤田浩之は命を落としてしまったのだ。
掛け替えのない仲間を死なせてしまった――その後悔が、二人から冷静な判断力を奪い去る。
少しでも早く仲間の元へ戻らねばと、少しでも多く何かを成し遂げねばと、焦りばかりが先走る。
しかし彼女達は、もっとよく考えて行動すべきだったのだ。
確かにウォプタルの回復を待たずとも、教会に向かう事は出来る。
しかしそれは、森の中を息を潜めて進むならの話。
今程度の速度で堂々と街道を突き進むなど、敵からすれば良い的に過ぎないのだ。
そう、とりわけ――修羅にとっては。

ぱらららら、というタイプライターのような音が聞こえた。
「え――――?」
「くぁ!?」
その次の瞬間には、チエ達は空中へと投げ出されていた。
勢いのついた体は制御不能な状態のまま、宙を進んでゆく。
続いて背中から地面に叩きつけられ、強烈な衝撃に思わず咳き込んでしまう。
それでもチエはどうにかよろよろと起き上がり、そして見た。
「ウォ……ウォプタルが……」
チエが目を見開いて、掠れた声を絞り出す。
彼女達を運んでいたウォプタルが、血塗れになって横たわっていた。
ウォプタルは身体の数箇所を打ち抜かれており、頭からも夥しい血を流している――疑う余地も無く、死んでいる。
続いて先の銃声を思い出し、自分達は狙撃されたのだという事実に気付く。

(何処に――敵は何処にいるのっ!?)
チエは89式小銃を構えたが、夜の闇に加え悪天候で制限された視界では、敵の姿を視認する事は適わない。
愛佳と背中を合わせるようにして、二人で全方向に注意を張り巡らすが、それでも敵は見つけられない。
耳にまた銃声が届いたかと思うと、肩に跳ねるような激痛が走った。
「あぐっ……!」
「チエちゃんっ!」
狙撃された肩より鮮血が溢れ出し、しっかりと握り締めていた筈の89式小銃が地面に落ちる。
死の恐怖や苦痛に気を取られる余裕さえ無い。
余りにも突然の襲撃を受け、チエと愛佳の頭が等しく焦燥に埋め尽くされてゆく。
そこでようやく敵がすっと姿を現した。
「ぬあっはっはっはっ、喜びたまへ。次の犠牲者はチミ達に決定だ」
現生存者中、最も多く人を殺した者――今や最強の装備を揃えた朝霧麻亜子が。

   *     *     *    *     *     *

ほしのゆめみの先導の元、河野貴明達は爆発音の発生地点を目指して足早に歩き続ける。
一度雷鳴が聞こえ、森の中が照らされた。
貴明が、先頭を進むゆめみの背中に語り掛ける。
「ゆめみさん、本当にこっちで合ってるの? もうだいぶ歩いてるけど……」
「すみません、私も音を聞いただけですから正確な場所は分かりません。でも方角は合ってると思います」
「そっか……。それじゃもう少し急いでもらえるかな?」
「は、はい。分かりました」
ステアーAUGを強く握り締め、仲間を急かし、可能な限り早く突き進む。

貴明の心は、二つの思いに支配されつつあった。
仲間を守りたい――少しでも早く仲間の元へ駆けつけたい。
ゲームに乗った者を殺したい――人をどんどんと殺してゆく、非道な殺人鬼達を排除したい。
これ以上大切な仲間を失うのは、絶対に避けたかった。
仲間を守る為なら、どれだけ自分が傷付こうとも、別に構わない。
掛け替えの無い命を奪っていく殺人鬼達は、決して許せなかった。
殺人鬼を殺す為なら、どれだけ自分の手が汚れようとも、別に構わない。
岸田洋一……この殺人ゲームに自ら身を投じ、善良な人々を踏み躙る悪鬼。
来栖川綾香……姫百合瑠璃の命を奪い、報復の為とは言え殺戮の道を突き進む復讐鬼。
この二人は、出会う事があれば必ず排除してみせる。
いや、この二人だけじゃない。
ゲームに乗った人間は悉く排除して、仲間を守ってみせる。
そうだ、万一仲間に手を出す事があれば、麻亜子だってこの手で――

そこで貴明は、何か違和感を感じた。
森や雨の香りに混じって、僅かに別の臭いがしたのだ。
この島に来てから、もうすっかり慣れてしまった臭いが。
「これはまさか……血の臭い!? クッ!」
「た、貴明さんっ!?」
貴明はそう叫ぶと、ゆめみを追い越して一目散に走り出した。
後ろから制止の声が聞こえてくるが、構ってなどいられない。
この島に来てから自分の感覚は桁違いに跳ね上がってるとは言え、雨天ですら嗅ぎ取れる程の血の臭い。
明らかに、尋常では無い。
そのまま走り続けるとやがて森が途切れ、視界が大きく広がった。
その中に映った一つの建物――遠目からでも分かる程損傷し、最早原型を留めていない民家。
「あそこかっ!」
考えるまでも無い。見れば分かる、爆発音はあそこから発された物だったのだ。
貴明は崩壊寸前の民家に向かって、脇目も振らず駆けた。
まだ距離が少しあり、夜なのもあって、民家付近の様子を細かく視認は出来ない。
足に力を込め、より一層ペースを上げて走り続ける。
この鼻に伝わる血の臭いが、仲間以外のものであってくれと願いながら。

雷鳴が聞こえ、辺りが照らされた。

「…………え?」
その瞬間眼前の光景が露となり、貴明はぴたりと足を止めた。
後ろから複数の足音が聞こえてきた。

「貴明! もう、焦りすぎやでっ!」
姫百合珊瑚達が貴明の横に並び掛ける。

もう一度、一際大きな雷鳴が聞こえ、辺りが照らされた。

「え……」
目前の光景を認めた七瀬留美の腕から、ぽろりとS&W M1076が零れ落ちた。
貴明達の前方十メートル程の所に、二人の少女の死体が転がっていた。
一人は別に良い。何せいつかは倒さねばならぬ、綾香の死体であったから。
だがもう一人の死体は、大切な仲間――ルーシー・マリア・ミソラのものであった。

「あああ……うわああああああああああああああっっ!!」
惨劇の地に、貴明の悲痛な絶叫が響き渡った。

・

・

・

十分後。
誰も言葉を発せず立ち尽くす中、ようやく貴明は歩を進め、るーこの亡骸を抱きかかえた。
「るーこ……ごめんな。俺が怪我なんてしてなければ、お前が危険な役目をしなくても済んだのに……っ!」
瞳に涙を溜めながら、体温を失った少女の身体を抱き締める。
少しでも体温を分け与えてあげれるように。
少女が旅立った先で、凍えてしまわぬように。
るーこの身体を包み込んだまま、貴明は横に視線を移した。
倒れ伏せている凄惨な亡骸を観察し、口を開く。
頭部の半分近くを失った顔では判別がつかぬが、制服は自分が知っている情報と一致する。
「珊瑚ちゃん……倉田さん……。こっちの女は、瑠璃ちゃんを殺した奴か?」
「……はい。この女の人が、来栖川綾香さんです」
倉田佐祐理が、恐る恐る答えた。
貴明はるーこの亡骸に視線を戻した。
「そっか……。もしかしたらるーこは捨て身で、瑠璃ちゃんの仇を取ってくれたのかも知れないな……。
 なあるーこ、疲れただろ? もうゆっくり休んでいいぞ……後は俺が、お前の分まで戦うから」
貴明はそう言って、るーこの目を優しく閉じてやった。
それからるーこの身体をそっと地面に横たえ、周囲を観察して――発見してしまった。

「これは……まーりゃん先輩の……」
貴明は地面に落ちていた矢を拾い上げる。
先端に血のこびり付いたソレは、間違いなく麻亜子が使用していたボウガンの矢だった。
「ま、まさか……先輩が……?」
後ろで久寿川ささらが、震えた声を絞り出す。
その先は言われなくても分かった。自分だって同じ可能性に思い至ったのだから。
貴明は自身の推論を口にし始めた。
「今から話す事は、あくまで仮定だ。だけどかなり確率は高いと思う。聞いた話によれば綾香はまーりゃん先輩を物凄く憎んでいた筈だ。
 綾香の死体と先輩のボーガンが此処に転がっていて、そのすぐ傍でるーこが殺されてしまっていた。という事は――」
「や、やめて……貴明さん……。それ以上言わないで……」
ささらの懇願を無視して、背中を向けたままで、貴明は続けた。
「――るーこは綾香とまーりゃん先輩の殺し合いに巻き込まれて、死んでしまったんだと思う」
結論を口にすると、一同は例外無く息を飲んで黙り込んだ。
貴明ははちきれんばかりに拳を握り締め、怒りに肩を震わせた。
るーこは死なずに済んだ筈だ。
――先輩がゲームに乗ったりしなければ。
――先輩が綾香を挑発したりしなければ。
自分の心が、どうしようも無いくらい膨大なドス黒い感情によって塗り潰されてゆくのが分かる。

そんな時である。雨の中でもはっきりと聞き取れるくらいの銃声がしたのは。
「近いな……」
貴明は銃声の方へと顔を向けた。
今の銃声が誰が放った物なのか、断言する事は出来ない。
しかしこの場所からそう遠くない以上、麻亜子が銃声を生み出した張本人である可能性は高い。
貴明は仲間達の方へ、くるりと振り返った。
「たかあき……さん……?」
ゆめみが呆然とした顔で、掠れた声を絞り出す。
貴明の瞳から赤い涙が――怒りと悲しみの雫が、流れ落ちていたのだ。

「ごめん、俺は銃声がした方に行ってくるよ。皆は何処か安全な場所を探して、隠れてくれ」
「そ、そんな……貴明さん……」
「ゆめみさん。悪いけど今度こそ本当に皆を頼んだよ。倉田さんも、七瀬さんも、久寿川先輩も、珊瑚ちゃんも、どうか無事でいてくれ。
 俺はこれ以上自分を抑え切れないから……ここで、さよならだ」
貴明はそう告げると、銃声がした方向に向かって走り出そうとする。
だが珊瑚が行く手を遮るような位置に立って、両手を横に大きく広げた。
「アカンッ! 貴明も聞いたやろ!? リサっていう凄く強い人が、この村に来てるかも知れへんのや。
 もし今の銃声がその人のやったら、一人で行っても殺されちゃうだけやんっ!」
「どいてくれ。敵が誰であろうが――リサであろうが……まーりゃん先輩であろうが、関係無い。
 俺は罪の無い人達を踏み躙る奴らを、放っておく事なんて出来ないんだっ!」
貴明はそう言うと左腕を伸ばし、力尽くで珊瑚を押しのけた。
自分でも、間違った事をしているのは分かっている。
ゲームの脱出を最優先に考えるのなら、まずは速やかに自分達の安全を確保して、それから作戦を練るべきだ。
仲間達が何処に行ったか分からない以上、無闇に捜索を続けるべきではない。
危険過ぎる敵が何処かに潜んでいる以上、銃声のした方向に近付くべきではない。
それでももう止まれない。
この極限まで膨れ上がった怒りを、悲しみを、押し留める事など出来る筈が無い。

貴明の腰に、後ろから珊瑚が抱きついた。
「貴明……お願いや、行かんといて……。貴明まで死んじゃったら、ウチは……ウチはっ……!」
それは完全に涙声だった。背中越しにでも伝わる不安げな震え。
大切な者を次々と失った珊瑚の気持ちは、痛いほど分かる。
自分だって大切な人をもう何人も失ったのだから。
「……ごめん」
それでも貴明は、珊瑚を振り払って駆け出した。
ずきずきと痛む胸にも構わず、目から溢れる涙を拭いもせずに。
(まーりゃん先輩……るーこが死んだのは貴女の所為です。貴女が綾香を扇動した所為で、るーこは……!
 もしこの先に居るのが貴女だったのなら、俺は――)
少年は絶対の殺意と悲しみを胸に秘めて、ただひたすらに走り続ける。



「貴明ぃぃぃ!!」
珊瑚は喉が張り裂けんばかりの絶叫を上げるが、貴明の背中はどんどんと遠ざかってゆく。
貴明の覚悟を、怒りを目の当たりにした一同の殆どは、貴明を追えなかった。
だがそこで一人の少女が、すっと前に出る。
「みんな、ここは私に任せて」
「……久寿川さん?」
留美が声を掛けると、ささらは首だけ後ろに回して、言った。
「私が貴明さんを連れ戻してくるわ。だからみんなは、なるべく早くこの村の何処かに隠れてて」
「ちょ、ちょっと待って……」
留美の言葉が最後まで続く事は無かった。
ささらは留美が話し終えるのを待たずに、貴明が走り去った方向へと駆け出したのだ。

自分は大した武器も持っていない、怪我だって負っている。
それでもささらは、貴明の後を追わずにはいられなかった。
(貴明さんは分かってる筈だわ……あの銃声がした方向に、きっとまーりゃん先輩がいるって。
 だったら私も行かなきゃいけない。放っておけばきっと取り返しのつかない事になってしまう……!)
そう、今自分が行かなければきっと、この世で一番起きて欲しくない出来事が起こってしまう筈だから。


――ささらを守る為に修羅と化した、朝霧麻亜子。
――まだ麻亜子の説得を諦めていない、久寿川ささら。
――余りにも沢山の仲間を失い過ぎて憎悪に支配された、河野貴明。
――このみと自分の想いを貴明に伝えようと決意を固めた、吉岡チエ。

彼女達の想いの、戦いの、決着がつく時は、もうそう遠くないかも知れない。




【2日目・22:50】
【場所:F−2右下街道】
朝霧麻亜子
【所持品1:H&K SMG‖(24/30)、H&K SMG‖の予備マガジン(30発入り)×1、IMI マイクロUZI 残弾数(12/30)・予備カートリッジ(30発入×1】
【所持品2:防弾ファミレス制服×2(トロピカルタイプ、ぱろぱろタイプ)、ささらサイズのスクール水着、制服(上着の胸元に穴)、支給品一式(3人分)】
【所持品3:ボウガン、バタフライナイフ、サバイバルナイフ、投げナイフ、携帯型レーザー式誘導装置 弾数1・レーダー(予備電池付き、一部損傷した為近距離の光点の
みしか映せない)】
【状態@:マーダー。スク水の上に防弾ファミレス制服(フローラルミントタイプ)を着ている、肋骨二本骨折、二本亀裂骨折、内臓にダメージ、全身に痛み】
【状態A:頬に掠り傷、左耳介と鼓膜消失、両腕に重度の打撲、疲労小】
【目的:目標は生徒会メンバー以外の排除。最終的な目標はささらを優勝させ、かつての日々を取り戻すこと】
吉岡チエ
 【装備:、グロック19(残弾数7/15)、投げナイフ(×2)】
 【所持品1:89式小銃の予備弾(30発)、予備弾丸(9ミリパラベラム弾)×14】
 【所持品2:ノートパソコン(バッテリー残量・まだまだ余裕)、救急箱(少し消費)、支給品一式(×2)】
 【状態:焦り、右肩重傷(腕が殆ど動かないくらい)、左腕負傷(軽い手当て済み)】
 【目的:不明】
小牧愛佳
 【装備:ドラグノフ(6/10)、包丁、強化プラスチックの大盾(機動隊仕様)】
 【所持品:缶詰数種類、食料いくつか、支給品一式(×1+1/2)】
 【状態:焦り】
 【目的:不明】
ウォプタル
 【状態:死亡】


【時間:二日目22:50】
【場所:G-2右上】
河野貴明
 【装備品:ステアーAUG(30/30)、フェイファー ツェリスカ(5/5)、仕込み鉄扇、良祐の黒コート】
 【所持品:ステアーの予備マガジン(30発入り)×2、フェイファー ツェリスカの予備弾(×10)】
 【状態:怒り、左脇腹、左肩、右腕、右肩を負傷・左腕刺し傷(全て応急処置および治療済み)、マーダーキラー化】
 【目的:銃声のした方向へ全速力で移動、ゲームに乗った者への復讐(麻亜子含む)、仲間が襲われていれば命懸けで救う】
久寿川ささら
 【所持品1:スイッチ(未だ詳細不明)、トンカチ、カッターナイフ、支給品一式】
 【所持品2:包丁、携帯用ガスコンロ、野菜などの食料や調味料、支給品一式】
 【状態:右肩負傷(応急処置及び治療済み)】
 【目的:貴明の後を追う。貴明を説得して連れ戻す、向かった先に麻亜子がいれば説得する】

姫百合珊瑚
 【持ち物@:デイパック、コルト・ディテクティブスペシャル(2/6)、ノートパソコン】
 【持ち物A:コミパのメモとハッキング用CD】
 【状態:涙、動揺、工具が欲しい】
 【目的:今後の行動方針は後続任せ】
ほしのゆめみ
 【所持品:日本刀、忍者セット(忍者刀・手裏剣・他)、おたま、ほか支給品一式】
 【状態:呆然、胴体に被弾、左腕が動かない】
 【目的:今後の行動方針は後続任せ】
倉田佐祐理
 【所持品1:支給品一式×3(内一つの食料と水残り2/3)、救急箱、吹き矢セット(青×3:麻酔薬、赤×3:効能不明、黄×3:効能不明)】
 【所持品2:二連式デリンジャー(残弾0発)、暗殺用十徳ナイフ、投げナイフ(残り2本)、レジャーシート】
 【状態:呆然、軽度の疲労、左肩重症(止血処置済み)】
 【目的:今後の行動方針は後続任せ】
七瀬留美
 【所持品1:S&W M1076 残弾数(7/7)予備マガジン(7発入り×3)、消防斧、日本刀、あかりのヘアバンド、青い矢(麻酔薬)】
 【所持品2:何かの充電機、ノートパソコン、支給品一式(2人分、そのうち一つの食料と水残り2/3)】
 【状態:呆然、右拳軽傷、軽度の疲労、人を殺す気、ゲームに乗る気は皆無】
 【目的:今後の行動方針は後続任せ】

 【備考1】
  ※以下のものは愛佳達の近くに落ちています
   ・火炎放射器、支給品一式×4、89式小銃(銃剣付き・残弾30/30)
 【備考2】
  ※以下のものは綾香やるーこの死体周囲に置いてあります
Remington M870(残弾数0/4)、デザート・イーグル .50AE(0/7)、防弾チョッキ(半壊)
包丁、スペツナズナイフ、LL牛乳×6、ブロックタイプ栄養食品×5、他支給品一式(3人分)、イルファの亡骸(左の肘から先が無い)
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