少年は鎌石村のとある1件の民家にいた。理由は空腹を満たすためだ。 さすがの彼でも食事を取らなければ腹は減る。それに空腹は時に判断力を鈍らせる。 ――この島では一瞬の判断の遅れも即死に繋がる。そのため食事と休養は絶対に必要不可欠な行為なのだ。 (おそらく、あの2人はこの村のどこかにいる……) 少年は民家で見つけた缶詰とパンを食しながら先ほど取り逃した2人の少女のことを考えていた。 (―――湯浅皐月と笹森花梨だっけ? いくら逃げ足が速くても所詮は女の子だ。すぐに見つけてみせるさ………) 缶詰とパンを食べ終わり、冷蔵庫から拝借した牛乳をぐいっと飲むと少年は立ち上がった。 (――さて。休み時間は終わりだ。行こうか) 少年は肩にデイパックを下げ、右手に先ほど手に入れたステアーAUGを持つと民家を後にした。 民家を出た瞬間、彼は再びジョーカーとしての自分に変わり、行動を再開した。 (――宝石を手に入れれば全てが終わる。この繰り返される悪夢も……) * * * * * あれから皐月と花梨の2人は鎌石村を徘徊していた。 しかし、あれから2人は先ほどの少年はおろか他の参加者とも遭遇しなかった。 はたしてそれは運がいいのか、それとも悪いのかと2人は思った。 「…ねえ花梨」 「ん? どうしたの皐月さん?」 突然皐月が花梨に声をかけた。 「その手記には、以前もこの島で殺し合いが行われていたことが書かれていたんでしょ?」 「うん。でも、どうして今更それを聞くんよ?」 「いや…もしかしたらさ、その手記に載っていた平瀬村の工場みたいに前回の参加者の人たちが武器か何かを村のどこかに残していないかなと思って………」 「なるほど。それはあるかもしれないんよ!」 「それでさ。まずはここに行ってみようと思うんだ」 皐月は地図を取り出すと鎌石村のある場所を指差した。 「郵便局?」 そう。皐月が指差したのは鎌石局という鎌石村の中心部から少し外れた場所にある郵便局だった。 「うん。物を隠すなら村役場や消防署とかだとさすがに人も集まりやすそうだから隠しづらいと思うの。でもここなら来る人も限られてくるだろうし……」 「なるほど。それなら早速行ってみるんよ」 「ええ」 そうと決まればと2人はすぐに鎌石局に行くことにした。 ただでさえ自分たちはこの殺し合いというゲームの参加者中、最強最悪とも呼べる存在に狙われているのだ。ぼさっとしている余裕は今の2人には無かった。 * * * * * 「やれやれ……やっと村に着いたか………」 耕一と別れて数時間。長く暗いトンネルを抜け、小中学校を通過して柏木梓はなんとか無事に鎌石村へとやって来た。 「さて……休んでいる暇はないよな。急いで千鶴姉や初音を見つけないと………っ!?」 梓が歩き出そうとした瞬間、誰かがこちらに向かって走ってくる気配を感じた。 (敵か!?) すぐさま近くの民家の陰に隠れ、様子を見る。 もし敵――それも銃などを持っている者だったら特殊警棒しか武器を持っていない梓には不利だからだ。 柏木の血に眠る鬼の力が制限されてしまっている以上、今の自分たちも一歩間違えたら即死ぬ弱い存在でしかない。 「――う〜ん…さすがに時間かかり過ぎだよな……」 河野貴明は時計を見ながら仲間のもとへと大急ぎで戻っていた。 彼が名雪を追って家を飛び出してから既に軽く5時間近くの時間が経過している。さすがに家に待たせているマナとささらも心配しているだろう。 「時間的にも高槻さんたちももう来ているかな?」 貴明は鎌石小中学校で出会ったささらの仲間――高槻と沢渡真琴のことを思い出していた。 (でも、あの沢渡さんも既にこの世にはいない……) 数時間前に聞いた放送には真琴やこのみたちのほかに、雄二たちと一緒に行動していた新城沙織、月島瑠璃子の名もあった。 高槻や雄二たちの身に何かあったのだろうか、と貴明は心配したが彼にはもう立ち止まることは許されなかった。 仲間やかけがえのない友人や知り合いたちの死を無駄にはしないためにも生き残っている自分たちは島を走り続け、そして生き続ける義務があるのだ。 ―――それが本当に死んだ人たちへの償いになるのかと聞かれたらさすがに答えられないかもしれない。 それに、たとえこの殺し合いから生き残れたとしても自分たちにあのかけがえのない日常が戻ってくるわけでもない。 しかし全てが終わるまで――生きてあの日々に戻るまでは悲しむわけにも、泣くわけにも、絶望するわけにもいかなかった。 (――今の俺には俺が出来る範囲のことを精一杯やるしかないんだ……!) 数時間前と同じく、貴明は自身の決意を再び胸の奥に刻み込んだ。 「――っ!?」 その時だ。貴明が近くの民家の物陰から人の気配を感じ取ったのは。 氷川村で那須宗一と出会ったときもそうだったが、貴明のカンの鋭さや人の気配を感じ取ることはこの島に来たことで桁違いに跳ね上がっていた。 それは彼がもともと秘めていた一種の才能の開花なのか、それともただの火事場の馬鹿力なのかは本人含み誰にもわからない。 しかし、このような場所においてそれはどのような武器よりも役に立つことに変わりはなかった。 「…………」 立ち止まり、肩に下げていたレミントンを握り締める。 神経を集中させ360度どの場所からの奇襲にも対応できるように身構える。 それと同時に背後から風のような空気の流れを感じた。 「――っ! 後ろかっ!?」 すぐさま振り返ると、そこには自分と同年代の少年――いや少女がこちらに凄いスピードで接近してくる姿が見えた。 「くっ…」 すぐさまレミントンを構えようとしたが、少女は貴明が照準を定める前にジグザグと走る方向を変えるので貴明は狙いを定められない。 徐々に少女は貴明に接近してきた。さらにその手にはいつの間にか特殊警棒も握られている。 「ちいっ!」 貴明はレミントンを下ろすとすぐに腰にねじ込んでいた鉄扇を取り出し、バッと開いた。 ガキィン! 少女から振り下ろされた警棒と貴明の鉄扇が衝突し周辺にやや大きな金属音が響く。 衝撃の振動が鉄扇を持っていた貴明の右手にもビリビリと伝わってくる。 (くっ……女の子なのになんて力しているんだ……!) 刀でいうところの鍔競り合いの状態が続く。貴明はその時、少女と目が合った。 少女の目は純粋でまっすぐで、どこか怒りのようなものも内に秘めてる感じの目だなと貴明は思えた。 「―――てぇめ、いったいこれまでに何人殺しやがった……!?」 少女が口を開く。 それに答えるように貴明も口を開いた。 「俺はまだ誰も殺しちゃいない。自己防衛のために何度か銃は撃ったけどな。俺はただ知り合いや仲間を探しているだけだ」 「……それはつまり、あんたはゲームに乗ってはいないってことなのか?」 「ああ。この殺し合いに乗った奴が襲ってきたときは容赦はできないけど、俺は自分から人を殺そうとは思っていない」 「………」 貴明のその言葉を聞いた少女は貴明からバッと後退して貴明から数歩距離をとるとすると警棒を収縮させて自身のポケットにしまった。 しかし、警戒は怠っていないようだ。 「………信じていいのか?」 再び少女が貴明に尋ねてくる。 「じゃあこうすれば信じてくれるか?」 貴明は鉄扇とデイパックを近くに投げ捨てると、次にレミントンを梓の足元に投げ捨て両手を上げた。 「なっ…!? おまえ、正気か!?」 貴明の無謀ともとれる行動に少女は驚きを隠せない。 「でもこうしたほうが信じてもらえるだろ?」 「ば、馬鹿か!? もしあたしが実はゲームに乗っている奴だったらすぐにこのショットガンを拾っておまえに撃っているぞ!?」 「でも俺は君がゲームに乗っていないと嘘をついているような奴には見えないけど?」 「う…ま、まあそうだ。あたしはゲームには乗ってない。これは本当だ」 「なら話は早いじゃないか。君もゲームには乗ってないし、俺も乗っていない。つまり俺たちは敵じゃない」 「……そうだな」 そう言うと少女――柏木梓は完全に警戒を解きレミントンを拾うとそれを貴明に返した。 (柳川のときもそうだったが、あたしは見かけとかで人を判断しちまうからどうもいけねえな……) と内心苦笑いをしながら。 荷物をまとめ終わると貴明と梓は歩きながら簡潔に話を始めた。 「あたしは柏木梓だ。あんたの名前は?」 「河野貴明」 「貴明か……なあ貴明。出会い早々に聞くが、あんたここに来るまで柏木千鶴と柏木初音って奴に会わなかったか?」 「……ごめん。俺はこの島で柏木って名前の人に会ったのは梓さんが始めてだ。俺は島で出会った人からは必ず名前は聞いてるから」 「そうか…ところでどこに行くんだ?」 「すぐそこの民家。仲間をそこで待たせちゃってるんだ」 5分ほど歩いたところで2人は村はずれの民家に到着した。 「ここか?」 「ああ…2人とも無事だといいけど……」 そう言うと貴明は玄関のチャイムを鳴らした。 ピンポーンという音が辺りに軽く響く。 しばらくするとゆっくりと扉が開き…… 「いっつ!」 飛び出してきた少女のスネ蹴りが貴明に直撃した。 「遅い!」 少女――観月マナは痛む足を押さえる貴明を見下ろしながら叫んだ。 間違いなく怒っていた。 「ご…ごめん。本当に遅くなった」 蹴られた足をさすりながら貴明は立ち上がるとマナに頭を下げた。 「謝るなら私よりも久寿川さんに謝りなさい。貴明のことすごく心配していたのよ」 マナが後ろに顔を向けるとそこには安堵の表情を浮かべるささらがいた。 「――お帰りなさい、貴明さん……」 「あ、ああ……ただいま」 微笑むささらに貴明も微笑み返した。 「――心配させちゃいましたね……」 「いえ……ですが………」 「あ……」 次の瞬間、ささらが貴明に抱きついた。 表情は判らなかったがささらは震えていた。 「柚原さんが…沢渡さんが………」 「……………」 貴明は何も言わず、ささらの背を優しくポンポンと叩いた。 とりあえず中に入りましょう、とマナが言ったので貴明たちはうんと頷くと静かに民家に入った。 4人は居間に腰を下ろすと早速これまで集めた情報を交換することになった。 まずは梓から自分が知っている限りのことを貴明たちに話していく。 「――それじゃあ、その千鶴さんって人はゲームに乗っているのね?」 マナの問いに梓は頷く。 「ああ。あたしと耕一はなんとかして千鶴姉を止めたいと思ってる。それと初音だ」 「その初音さんの行方はまだ判らないんですね?」 「うん。初音は優しい奴だから…こんな殺し合いに乗るような奴じゃないから……ゲームに乗ってない奴と一緒に行動していると願いたいけど………」 「大丈夫だよ梓さん。この島にいる人たちがみんなゲームに乗っているわけじゃないんだからさ。今はその初音ちゃんを信じてあげよう」 「……そうだな」 「さて。次は貴明に聞く番ね。何でこんなに遅くなったの?」 マナとささら、そして梓が貴明のほうに目を向ける。 「ああ――そのことなんだけど………」 貴明もあの後起きたことをマナたちに一通り説明していった。 「そんな……藤井さんが………」 藤井冬弥がゲームに乗り、貴明とその場にいた霧島聖と戦闘になったことを聞いたマナは信じられないという顔をした。 「俺もあの人が観月さんが探していた人だったことを思い出したのはその後だった……森川由綺を殺した奴を探しているらしい」 「馬鹿じゃねえか、そいつ? その恋人の仇もとっくにくたばっているのかもしれないってのに?」 「もしかしたら……あの時の放送………」 ささらは2回目の放送の最後にあのウサギが言っていた『優勝者へのご褒美』のことを思い出した。 『どんな願いも1つだけ叶えられる』……本当かどうかは定かではないが、藤井冬弥はそれで恋人を生き返らせようとしているのだろうか? 「うん……それに釣られたって可能性も多分一理あると思う………」 「藤井さん………」 「―――千鶴姉も楓を生き返らせようとか思ってんのかな………?」 「まーりゃん先輩も今頃は出会った人を見境なく襲っているのでしょうか………? 柚原さんが亡くなられてしまった以上……」 貴明以外の3人がはぁとため息をついた。 居間の空気が完全に重くなる。 「――皆はこれから先、どうするべきだと思う?」 「え?」 そんな中突然貴明が口を開いた。 「突然何を……」 「確かに、このみや春夏さんや沢渡さん……友達や大切な人たちが殺されてしまったことは悲しいし、殺した奴が憎い気もする。 でも、死んでしまった人たちのことを何時までも嘆いているわけにはいかないし、殺した奴を憎み続けるわけにもいかないと俺は思うんだ。 泣いているだけ、憎んでいるだけじゃ何も変えることは出来ないし、変わりもしない…… 生き残っている俺たちは死んでしまった人たちの分も生きていかなきゃならないんだ。たとえそれが本当は正しい道じゃなかったとしても………」 「…………」 「全てが終わっても、俺たちには背負うべきものが山ほどある。本当に大変なのはそこからだ」 「―――なんか今の貴明ってあいつみたいね」 何かを思い出したマナが呟いた。 「あいつ?」 「貴明に会う前にさ、ちょっと目つきが悪い奴に会ったんだ。 その時ちょうど1回目の放送が流れて……お姉ちゃんが死んじゃったこと知って私凄く悲しかった。もちろん泣いた。 そしたらそいつさ、今貴明が言ったようなことと同じようなことを私に言ったんだ………」 「そうなんだ……」 「――それで、貴明さん。本題に戻りますが、これから先どうしようと貴明さんは考えているんですか?」 「うん。そのことだけど、俺はもちろん自分の考えを変えるつもりはないよ。今俺がするべきと思うことをする。ただそれだけ。 生き残っている仲間を集めて、皆と合流して、最後は皆で島から脱出する…口で言うのは簡単だけどね。正直俺1人じゃどこまでできるかは判らないけどさ」 「おいおい…だからあたしたちがいるんじゃないのか?」 「そうですよ貴明さん。私たちも1人ではできることには限界があります」 「そうよ。十人十色って言うじゃない」 「――ああ。そうだな」 4人はそれぞれ微笑むとうんと頷いた。 もう語る必要などない。自分たちのやるべきことは決まった。あとはもう行動に移るだけだ。 ――ガガガガガガ! 「!?」 突如、外――それも貴明たちのいる民家の近くから激しい銃声が聞こえた。 すぐさま貴明たちは自分たちの武器と荷物を手に取ると、部屋の窓の方にテーブルを蹴り倒しその影に隠れた。 「敵か!?」 梓が警棒を取り出しながら隣でレミントンを構えている貴明に尋ねた。 「外みたいだ。でも俺たちを狙ったものじゃないらしい……」 「じゃあ……」 「この近くで戦闘が行われているっていうの!?」 マナに対して貴明は無言で頷く。 「いったい誰が戦っているんだ?」 「わからない……でももしかしたら………」 俺たちが探している人のうちの誰かかもしれない、と小さな声で貴明は呟いた 「――確認してみる価値はあるか?」 そう言った梓にも貴明は無言でこくりと頷く。 よし。そうと決まれば、と梓も頷くと次の瞬間2人は玄関へと駆け出した。 「なっ!? ちょっと2人とも、いくらなんでも危険すぎるでしょそれは!?」 戦闘に乱入するという自殺行為スレスレなことをしようとする2人を止めようとマナが2人に叫んだ。 しかし、それに反論したのは以外にもささらだった。 「観月さん、どのみちこのままここにいても私たちが危険であることに変わりません。 それに、戦闘を行っている人はもしかしたら千鶴さんや藤井さんたちの可能性もあるんですよ?」 そう言うとささらも立ち上がり、彼女も玄関へと駆けていった。 「ちょ…久寿川さん!? ……もう! しょうがないわね本当に!!」 そう言うとマナも3人を追って玄関へと駆けていった。 まずは貴明が、続いて梓が民家から外に飛び出した。 「銃声が聞こえたのはどっちだ!?」 「確か……」 ガガガガガ………! 貴明が先ほど銃声のした方を確認しようとしたのと同時に、またしても銃声が鳴り響いた。 「――あっちか!」 「よし…!」 銃声が鳴り止むよりも前に貴明と梓はすぐに音のした方へと走り出した。 「待ってください貴明さん、梓さん!」 「そう言う久寿川さんも待ってよ!」 その後をささら、マナが続いて走り出す。 ―――4人が民家を去ると同時に、鎌石村にびゅうと突風のような大きな潮風が吹いた。 それはこれから貴明たちの身に起こる戦いの予兆だったのか、それともただの偶然だったのかはもちろん誰にも判らない。 【時間:2日目・11:40】 【場所:C−4・5境界】 河野貴明 【所持品:Remington M870(2/4)、予備弾(12番ゲージ)x24、SIG・P232(0/7)、仕込み鉄扇、他支給品一式】 【状態:左脇腹・左肩・右腕負傷(応急処置および治療済み)。左腕刺し傷・右足に掠り傷(どちらも治療済み)、銃声が聞こえた方へ】 柏木梓 【持ち物:特殊警棒、他支給品一式】 【状態:銃声が聞こえた方へ。現在の目的は初音の保護、千鶴の説得】 観月マナ 【所持品:ワルサー P38(残弾数8/8)、予備マガジン(9ミリパラベラム弾8発入り)×2、カメラ付き(バッテリー十分、全施設の番号登録済み)携帯電話、他支給品一式】 【状態:足にやや深い切り傷(治療済み)、銃声が聞こえた方へ】 久寿川ささら 【所持品:スイッチ(未だ詳細不明)、トンカチ、カッターナイフ、他支給品一式】 【状態:右肩負傷(応急処置及び治療済み)、銃声が聞こえた方へ】 【時間:2日目・11:00】 【場所:B−4】 湯浅皐月 【所持品:セイカクハンテンダケ(×1個+4分の3個)、他支給品一式】 【状態:光を集める。鎌石局へ】 笹森花梨 【所持品1:特殊警棒、海岸で拾ったピンクの貝殻(綺麗)、青い宝石(光一個)、手帳】 【所持品2:大量の古河パン(約27個ほど)、他支給品一式】 【状態:光を集める。鎌石局へ】 ぴろ 【状態:皐月の鞄の中にいる】 【時間:2日目・11:00】 【場所:C−3】 少年 【所持品1:強化プラスチックの大盾(機動隊仕様)、38口径ダブルアクション式拳銃(残弾2/10)】 【所持品2:智子の支給品一式、ステアーAUG(22/30)、ステアーAUGの予備マガジン(30発入り)×3、グロック19(15/15)、予備弾丸11発。】 【状況:ジョーカー。健康。まずは皐月、花梨を探す】 - BACK