「ところで超先生、祐一に言っていた13の至宝とは何なのですか?」 「光の玉だ」 「光の玉?」 「ヘギョー」 超先生は懐から光輝く12個の宝玉を取り出した。 「この玉は、13個全て集めるとどんな願いでも叶うと言い伝えられている。 そのときには幼女が現れるとか、異形の神が現れるとか云われているのだ」 「いいかげんな伝承ですね」 「全て集めればRRを完成させるという我が願いを叶えることができる。 しかし所詮言い伝えであるから、何が起こるのかは実際に使ってみないとわからん」 (そんなのに頼っていいのかよ……) 「ヘギョー」 「最後の一つを手に入れる鍵は命の炎にある」 「『最後の一つはこの殺し合いの末に姿を見せる』とはそういう意味ですか」 「うむ、今はとりあえず殺し合いの行方を見守るしかない」 「ヘギョー」 超先生、滝沢諒助、そして鹿は神社の奥へと向かっていった。 「超先生! これは!」 「ヘギョー!」 二人と一匹はそこに設置されたモニターを見て驚愕した。 そこには額が驚くほど広い少女たちが大勢整列していく映像が映っていたからである。 「凸システム……これは超先生が開発されたものでは?」 「久瀬にしてやられたな……私は久瀬を利用して主催者の地位を得たつもりだったのだが、 どうやら逆だったようだ……」 「どういうことですか、超先生?」 「久瀬はこの島ごと全ての参加者を焼き尽くすつもりだ。奴の目的は異種族・異能者の排除。 バトルロワイアルの形態をとったことはカモフラージュに過ぎないし、来栖川も久瀬に利用されているだけだ。 先の放送で久瀬が惜しげもなく国家機密を語った時点で気付くべきであった。 誰もこの島から出すつもりはないということだ」 「それでは……」 「このままでは私の計画は台無しだ! どうすればいいんだ!」 「ヘギョー!」 「お、落ち着いてください、超先生!」 滝沢は取り乱す超先生をなだめる。 「何か策はないのですか? RR空間を展開して動きを止めるとか……」 「誰彼を執筆したのはこの私だ。そんな策は通じん! そもそも未完成の段階で、そんな広範囲にRR空間を展開することも出来ない。 凸システムの最大の弱点は雨だが、明日の正午ごろは晴天に決まっている。 天候を読み誤るミスを犯すような久瀬ではない」 「ヘギョー!」 超先生は天を仰いだ。 「それならこちらから打って出る……というのは?」 「……そうだな……分の悪い賭けになるが、それしかあるまい」 「ヘギョー!」 「直樹よ、お前の出番だ。頼んだぞ!」 「ヘギョー!」 相沢祐一は、超先生との再戦に向けて休息をとっていた。 短時間に過度の力を行使することは魂の消費速度を上げる。出来る限り避けるべきだ。 「ヘギョー!」 そのとき、突如祐一の前に鹿が姿を現した。 「お前は……久弥直樹!」 急な登場に対応が遅れた祐一をよそに、久弥は謎の術法の詠唱を始める。 「ところで、誰か久弥の行方を知らんか?」 「俺まだいるよ」 「ハカロワ3にも久弥スパイラルの時代」 「卒業してもラ・モスのこと忘れないでねという気持ち」 「突然何を権田ルバ」 「マジレスすると、権田ルバ禁止」 「人はそう簡単には死なない。死にそうになっても奇跡が起こって復活するから大丈夫だ」 「鹿せんべいをくれないと、いたずらしちゃうぞ」 「だから少女なら家でピクミンやってるって前に言ったっしょ?」 「ONE、Kanonなどのパソコンゲームのシナリオを手掛けた久弥直樹氏を総理のお力で探して頂きたいのです」 「ごるべりあを」 「どろり濃厚いたる味138円」 「ごるべりあをって権田ルバとなんか関係があるのか?」 「お尻を貸すお仕事」 「偽クラナドと仮想戦記の作者は久弥」 「こないだ秋葉原ではじるす5つ買ってました」 「どうでもいいけどこれがこのスレで322回目の書き込み」 「ミリオンゴッドでミレニアム引いて10万円ゲット」 「だからピクミンやってんのっ! 」 「俺、まだいるよ」 「ハカロワ3にも久弥スパイラルの時代」 「まただ、またセリフがループしている」 「2025年 04月―――― 鹿せんべい FARGOの施設から解放」 「久弥はこの世のどこかにいるはずの理想のシナリオライターだった」 「久弥には妹と姉が12人ずついて全員へギョーって鳴いてるかもしれない」 「全裸にランドセルにニーソックス装備でカチューシャまたはリボンでツインテール」 「只今権田ルルが0時をお知らせするね」 「マジレスなのがすごいだろ?」 「久弥直樹は治外法権なの!」 「お、憶測でものをいうなぁー!!」 「俺まだいるよ」 「だから……、 俺のこと…… 俺のこと忘れてください…… 俺なんて、最初からいなかったんだって…」 \ \ 俺、まだいるよ / らしいぞ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /だよもん 投稿日: ∧_∧ \ ∧_∧ /も結局手付かずで .( ´Д`) ,-っ \ ( ´Д`) / /⌒ヽ/ / _)そうか\ ____/ / / しさんだよもん 投稿日: \\// よし \ ∵/ | /、誰か久弥の行方を知らん /.\/‐=≡ ∧ ∧ \∧∧∧∧/ ∧_二つ=≡ ( ´Д`)ハァ< ス >.名無しさんだよもん 投稿日: _____/ /_ ハ < 予 パ >738 .‐=≡ / .__ ゛ \< イ >今更な事を言っとるんだ、君 ───────────< 感 ラ >────────── ∧ ∧ < ル > \ 鹿せんべいやるよ ( ´Д`) ヒ! < !!!! の .>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ / / /∨∨∨∨\ .∧_∧ / ./_ / ∧_∧も \ (´∀` ) / _二二二二二/ ( ´Д`) う \ ○⊂( ) / / / _¢___⊂) だ \ | | | / / / /旦/三/ ./| め \ .(__)_) / / / | ̄SNOW ̄ ̄| | ぽ \ 麻枝 ./ / / .| 執筆中 |/ \ 久 弥 ス パ イ ラ ル ! 「な!」 ―――ヒュゥゥー――― 祐一は轟音をたてて回転する螺旋に飲み込まれた。 どうやらまた何処かに飛ばされたらしい。 目の前には血溜まりの中、一人の女性が倒れている。 流れた血は明らかに致死量を超えていると思われるが、彼女の体に傷は残っていなかった。 彼女の服には胸のあたりに大きな穴が開いており、そこから覗く胸の小ささが印象的である。 彼女の周囲には砕け散った何かのかけらが散乱していた。 「柏木千鶴……なるほど、そういうことか……」 祐一は一目見て事態を理解した。 「超先生は早期決着をお望みのようだ。このままでは世界は滅亡してしまう……」 そして祐一は、隣に立っている物体に声をかけた。 「ところでお前は何者だ」 「やあ! 僕は信号機。天沢郁未の彼氏さ! 今この島ではハジが大繁殖して大変なんだ。 郁未にすのこを届けなきゃ! Hey! そこの貧乳! すのこの在処を知らないかい?」 これを聞き、倒れていた千鶴はガバッと起き上がった。 彼女は一見冷静なようにも見えたが、その手からは鋭い爪が伸びており、 信号機を見据える瞳は静かな怒りを湛えている。 「今……なんて言った?」 「Hey! そこの貧乳年増偽善者! すのこの在処を知らないかい?」 「今なんて言ったーッ!!!!」 ザン! 「ギャー!!」 大きな音と衝撃波を伴って、信号機が3つに分断される。 「はぁー……はぁー……お前もか!?」 「いや、俺は何も言っていないが……」 貧乳! 年増! 偽善者! 貧乳! 年増! 偽善者! どこからともなく禁じられた言葉が響き渡る。 「ぶ……ち……こ……ろ……すーー−!!」 「我を失ったか……どうやら戦うしかないようだ」 本来ならば、女性のエルクゥが暴走することはまずない。 しかし祐一の目の前の鬼は、明らかに自我を保っていなかった。 貧乳! 年増! 偽善者! 貧乳! 年増! 偽善者! 休むことなく浴びせかけられる罵詈雑言が、千鶴の理性を破壊してゆく。 「ウオォォォォー!!」 完全なる異形の怪物と化した千鶴の咆哮が、戦いの幕開けを告げた。 【時間:2日目午前0時半ごろ】 相沢祐一 【場所:H−08】 【持ち物:世界そのもの。また彼自身も一つの世界である。宝具・滅神正典(ゴッドイズデッド)、護符・破露揚握琴】 【状態:真唯一者モード(髪の色は銀。目の色は紫。物凄い美少年。背中に六枚の銀色の羽。何か良く解らないけど凄い鎧装着)】 柏木千鶴 【場所:H−08】 【所持品:復活の玉(砕け散った)、支給品一式】 【状態:鬼(暴走中)】 超先生 【場所:沖木島地下の超先生神社】 【持ち物:12個の光の玉】 【状態:どうすればいいんだ】 久弥直樹 【場所:B−02】 【持ち物:なし】 【状態:久弥スパイラル発動】 滝沢諒助 【場所:沖木島地下の超先生神社】 【状態:あの鹿役に立つの?】 信号機 【場所:H−08】 【状態:死亡(罵詈雑言発生器)】 - BACK