「超先生、虚偽の死亡報告なんていれて何を考えているんですか」 「うむ、ここから私は真のRR追求のために独自に動くことにする。 ここに留まっていてはまた祐一がワープしてくるであろうから、 とりあえずは場所を変えよう」 超先生は滝沢諒助を連れ、コントロールルームを退室した。 「久瀬の思惑も、政府の思惑も、私には関係ない。 いや、正直に言おう。私はあえて久瀬を利用したのかもしれない。 『異能者だから』 そんな理由で私を追放した久瀬家に、私の力を思い知らせてやりたい。 そう考えていたときもあった。 だが今となってはそんなことはどうでもよい。 RRを完成させること、ただそれだけが私の願いだ」 「何処に向かうのですか、超先生」 「この島の地下に神社を造ってある。そこに向かう」 そう言って、超先生はRR空間を展開した。 すると彼らの目の前に、階段が現れた。 超先生はその階段をゆっくりと降りてゆく。 滝沢も後に続いた。 「この隠し階段は、RRに目覚めたものしか見ることが出来ない。 そしてこの先には専用の鍵とIDカードなければ開けることが出来ない扉がある。 鍵とIDカードのスペアは支給品に混ぜられているが、 二つとも手に入れることが出来る者はいないだろう」 「超先生、ワープしてくる相沢祐一には全く無意味な対策かと思われます」 「……そうだったな……どうすればいいんだ」 「どうするんですか超先生。祐一はすぐにこの場所を嗅ぎつけてきますよ」 一体どれだけの深さがあるのか、階段を降り始めてから既に数時間は経過している。 「超先生、何か答えて下さいよ!」 漸く最深部の扉の前に到着し、超先生は口を開いた。 「この先には私の旧友を待たせてある。 奴はワープの専門家だ、何とかしてくれるだろう」 「誰なんですか?」 「懐かしい……あいつとは、小学校のときからの付き合いになる…… 一人で塞ぎ込んでいたあいつに、私は声をかけたのだ」 あの、一番辛かった日々。 毎日ふさぎ込んでいた日々。 そんな僕の前に、四人の男の子が現れて、僕に手を差しのばしてくれたんだ。 「RRがたりないんだ! きみの力がひつようなんだ!」 そう彼らは訴え、僕の名を訊いた。 「…***、***」 「よし、いくぞ、***!」 一方的に手を掴んで、僕を引きずるように走り出す。 「ね、きみたちは!?」 転ばないように必死についていきながら、そう訊く。 「おれたちか? RRをおいもとめる正義の味方。 ひとよんで…リアルバスターズさ」 歯をにやりと見せ、そう名乗った。 そして扉が開け放たれる。 ∧_∧ ( ´Д`) ヘギョー ____/ / σ/∴∵/ | ( _久弥 | //|.| ̄| | ̄| | // |.| | | | | ∪ ヽ>. | | | | | | | | ヽ) ヽ) (鹿ーーーー!?) 【時間2日目午前0時ごろ】 【場所:沖木島地下の超先生神社】 超先生 【持ち物:12個の至宝】 【状態:リアルバスターズリーダー】 久弥直樹 【状態:俺まだいるよ】 滝沢諒助 【状態:何この鹿】 - BACK