せんせい。せんせい。 ずっと傍にいてくれた先生。 私の話を信用してくれたせんせい。 先生。せんせい。 せんせいがくれた安心が、嬉しかったの。 先生が教えてくれた命の大切さを、大事にしようと思ったの。 先生。せんせい。 せんせいが私を守ってくれたの。 先生が私を守ってくれたの。 私も、せんせいの助けになりたかったの。 なりたいと思ったの。 せんせい。 せんせい。何処へ行くの? ※ ※ ※ 「……どうして、こんなことを?」 ふわりと。 羽根のような軽さで、少女は静かに立ち上がった。 頬には、痛々しい焼けた痕が一筋。そこから流れる血液は、少女の顎に向かって一直線に伸びている。 顔の汚れを気にする素振りを一切見せず、少女、遠野美凪はそのまま歩を進めた。 彼女の目には、正面にいる男しか映っていない。 少年。 今ここで絶対の力を持っている、危害をぶつけてくる人物である。 美凪の一歩一歩は、とても小さな動きだった。 まるで夢の中を彷徨っているかのような緩慢さに、彼女の混乱している様が垣間見えるだろう。 悲しみに細められた美凪の瞳、その色は他者の心に容易く罪悪感を植えつけることも可能だと断定できるくらい、どこまでも昏い。 「君達は、何のために自分達が連れて来られたのかをきちんと理解していないようだね」 美凪の哀願を湛えていた眼差しすらも、彼は一刀で軽々と裂いた。 少年の声色はいたって冷静であり、彼の漂わせる張り詰めた空気もどっしりとしたその様子を物語っている。 ゆっくりではあったが確実に縮まっていたはずの美凪と少年の距離が、そこで一度停滞した。 当てられた不安要素に自然と両の手を胸元に当てると、美凪はそのまま黙って立ち竦む。 対し、かけた圧迫の手応えを感じたからか、少年はどこか満足そうだった。 びくつきながらも決して引こうとはしない美凪を上から下まで見渡した所で、少年はまるで幼子に物を教えるように言葉を紡ぐ。 「君達は、殺し合いをするためにここにいるんだよ」 少年の下す、きっちりと断定された決定事項。 頭の悪い稚児にしっかりと言い含むような強さがある台詞に、美凪だけではなく一同が呆然となる。 今ここで少年と対峙している面々、その誰もが彼に言い返そうとしなかった。 困ったように八の字の如く寄せられている美凪の眉、その表情は諦めか。 ただただ困ったようにも見える透明感、納得は決していかぬだろうが美凪の様子はとにかく「静か」であった。 それは、彼女の性格だからかもしれない。 ゆったりとした美凪の気質が、影響しているのかもしれない。 ……ならば、彼女と正反対の激情家であるもう一人の少女は、どうなる。 「馬鹿にするんじゃ、ないわよ……っ!」 わなわなと震えながら、少女は握る拳の力を怒りでさらに倍増させた。 彼女も立ち上がっていた。いつの間にか、立ち上がっていた。 折れそうになっていた戸惑う気持ちを胸の奥に押し込めた状態で、広瀬真希はしっかりと自分の両足で立ち上がっていた。 「そんなの勝手でしょ、あたし達が望んだことじゃない!」 真希が味わった恐怖の種は、この瞬間全て吹き飛んでいた。 非日常的残虐な光景に、真希の心は何度も悲鳴を上げている。 慣れることなんて、できやしなかった。 もう、全てから逃げ出したいとさえ、真希は思っていた。 こんな怖い世界から、いなくなりたいと願った。 「あんた何様よ、決め付けるなんて信じらんないっ!」 つかつかと、怒鳴りながら少年と美凪の間に割って入っていく真希には、今やそんな後ろ向きな姿勢の片鱗は一寸も無い。 強い意志を湛えた眼で、真希は少年を睨み付けている。 「真希さん……」 庇われる形で真希の背後に追いやられていた美凪が、真希の羽織っている割烹着の端を恐る恐る引く。 挑発的とも思える度を越えた真希の行動に、さすがの美凪もどう対処すればいいか分からなくなっているらしい。 軽く振り返り美凪と目を合わせると、真希は大きく一度だけ頷いた。 大丈夫だという意志をしっかり込めながら、真希は美凪へとアイコンタクトを送る。 安心の裏づけ等、決してない。 それでも美凪が大人しく引き下がるくらいの力が、真希の瞳の中で盛っていた。 真希の心は、いくつもの恐怖でぐにゃぐにゃに歪められている。 そこであげた悲鳴の数なんて、彼女自身一々覚えてなどいられない。 そんな、逃げたいと真希が叫ぼうとする瞬間いつも目にするのは、誰よりも彼女の近くにいたこの大人しい少女だった。 美凪は気づいていないが、真希がこうして奮い立てたのは彼女の影響である。 美凪は強い。 暴力的な意味ではなく、美凪はとてもしっかりとした少女だ。 例えば、怪我を負った相沢祐一を真希と美凪の二人で発見した時。 夥しい血の量に目を白黒させるだけだった真希に対し、美凪は行動は素早かった。 今真希の目の前にいる、この少年とのいざこざでもそうだろう。 一度目は保健室、二度目は先程の不意打ち。 美凪がいなければ、真希は彼の放つ銃撃の餌食になっていたはずだ。 真希は知っていた。 普段ぽややんとしている美凪が、本当は自分よりもずっと強い少女であるということを。 自分よりもずっと落ち着いた状態で、きちんと事の判断ができる人間だということを。 そんな美凪が、今、こんなにも無防備な姿を晒している。 異常の度合いは大きい。 この意味で目の前の少年の異質さは、最早真希の想定の範囲を優に超えるものになっていた。 「あんたの道楽に、こっちまで巻き込んでんじゃないわよ!!!」 少年と違い、自身に人を殺める力がないことを真希は理解している。 それ以上に、人を傷つけるという行為を彼女は想定できていない。 それでも、真希は周りの人間を守る側に居たかった。 『でも、だからと言って先生やことみが見殺しになっちゃうかもっていうこの状態は、耐えられないから。無理、絶対無理』 向坂環の前で放った言葉、それが真希の全てである。 自分の目の前で、自分の大切な仲間を傷つけられるのを見逃してたまるかという、ただそれだけの意地。 肩から提げていたデイバッグの中を探り、取り出した斧を片手に真希は少年と対峙した。 この斧で人を切りつける想像は、勿論真希の中ではできていない。 しかし、もうそんな初歩的なことすらも関係ない域に真希は来てしまっている。 誰も止められない。 人一倍意地っ張りな彼女を止められる人間なんて、ここには一人もいない。 「君は馬鹿だね」 真希の暴走を冷静に流す少年の表情は、呆れの一色に染まっている。 すたすたと、今度は少年が一気に真希達との間合いを詰めた。 美凪の表情に焦りが混じる。 手にしていた真希の割烹着を美凪は幾度も引いてみたが、真希が彼女と再びコミュニケーションを図ることはなかった。 何か策があるのか。ないのか。 それこそ周囲の人間、見届けることしかできていない者達も真希の狙いを見極めることは全くできていない。 「果敢と無謀の意味を履き違えると、痛い目を見るよ」 ついには手を伸ばせば触れられるくらい、両者の距離は近くなった。 真希は少年が迫ってくるまでの間も、今も、ずっと逸らすことなく彼の目を刺すように射っている。 真希が引く様子は、やはり皆無だ。 「僕が怖くないの?」 「……」 「そっか」 一言。 対話は、それで終了となる。 問答に応じない真希を少年が見切ったのは、一分にも満たないその一瞬だった。 「きゃああっ!」 さすがに、ここまで手が早いとは真希も考えていなかったのだろう。 飛んできた少年の裏拳で、真希の体は軽々と吹っ飛んでいた。 握られていた真希の斧も、衝撃で彼女手の中からすっぽ抜けるとそのまま明後日の方向へと転がり落ちていく。 美凪の視界で景色が揺れる。 殴りかかるために手放したあの大振りの盾、少年の手から解放されたそれと真希の体が地に沈むのが、正に同時だった。 「真希さんっ」 真希の体が叩きつけられた音で、美凪もはっとなる。 しかしすぐ様駆け寄ろうとする美凪に対し、少年がそんな愚行を許容する訳もない。 すかさず美凪の腕を掴み、ぎりぎりと捻り上げることで少年は彼女の行動を制限した。 たまらず苦悶の声を零す美凪、強すぎる少年の力が彼女の額にぶわっと脂汗を浮かび上がらせる。 「美凪に……さわんじゃないわよおぉぉぉ!!!!」 がなったのは、真希の咆哮だった。 ふらつきながらも起き上がり、殴られたことで切れた口元の痛みも気にすることなく真希は少年へと突進した。 片手に拳銃、もう片方の手には美凪を捕らえた状態の少年は、余裕の表情にて低姿勢で迫ってきた真希を蹴り返す。 再び、真希は地面にダイブする。 それでもよろよろと起き上がり、真希は諦めることなく少年へと駆け出した。 土埃でドロドロになっていく真希の割烹着、克明に記し付けられた蹴られた跡も痛々しい。 顔中が腫れ上がっていっても、真希は決して引こうとしなかった。 止まらぬ真希の勢いに、少年の無表情が崩れていく。 少年は、手を使わずに足技だけで真希を凪ぎ払っていた。 その様子、まるで遊戯である。 いや、遊びだった。 遊びだから、少年は真希に止めを刺していなかった。それだけだ。 「あの子、一体何考えてんのよ……っ」 傍観者が口を開く。 環の表情には、どうすることもできない現状に対する苛立ちが詰まっていた。 彼女も銃と言う名の凶器を手にしていたが、真希達の様子を見る限りこうも折り重なるようにされてしまうと、簡単に引き金を引くこともできない。 それは、環と同じく立ち尽くすしかない相沢祐一も同じだった。 二人とも、既に銃を撃つという行為には抵抗がない域まで行っている。 しかし、射撃の腕はそれとは別だ。 万が一真希と美凪にでも被弾してしまったらと考えてしまうと、環も祐一も身動きが取れなくなってしまう。 「……撃って。あの二人なら大丈夫。割烹着に当たれば、大きな怪我になることはないと思うの」 環と祐一、二人の視線が集中する。 その先には、環の腕の中で守られていた少女の姿があった。 小さな体に、幼さが強調される愛らしい髪飾り。 か弱い外見の一ノ瀬ことみの口から、そのような獰猛な台詞が発せられるとは二人とも予想できていなかった。 環の腕を解きながら、ことみは淡々と言葉を続ける。 「あの二人が着ているのは、防弾性なの。多少は耐えられるから」 直接的な打撃をボディにあれだけ受けながら真希が食らいついていけているのも、きっとその恩恵だろう。 彼女の装備を知らない環や祐一からすれば、寝耳に水の情報だった。 そうして、しっかりと自身の足で立ち上がったことみは、一瞬だけ作られたばかりの赤い水溜りに目をやる。 沈んでいる霧島聖の遺体に眉を寄せるものの、ことみが気持ちを切り替えるのは早かった。 「怖いなら貸して。気がこっちに向かない内に、嗾けなくちゃ意味ないの」 暴力的な強要に、ことみと触れ合う時間がほぼ皆無であった二人は、かなり驚いているようだった。 しかしことみは全てを無視する。 二人に質問をする間すら与えない。 非情な面を見せることみだが、彼女もすぐ気持ちを落ち着かせることができた訳では、決してなかった。 美凪が動いたことで真希が少年に喧嘩を売るような形になってしまったその時、ことみは一人大人しくしていた。 その身は未だ、環の内に抱えられている。 環の温もりの中、ことみは真希達の姿を眺めていた。眺めているうように、見えた。 (せんせ、せんせ、せんせ) ぱくぱくと、声にならない言葉を紡ぐ。 ことみは必死に話しかけていた。 既に絶命している聖に向かって、声をかけていた。 (せんせ、せんせ、せんせ) 聖は答えない。答えられる訳もない。 ことみにとっての一番の理解者に成り得たはずの大人の女性は、ここで欠けてしまった。 聖と二人でこの島から脱出を誓った夜が、ことみの中で走馬灯のような幻影として蘇る。 (せんせ、せんせ、せんせ) ぱくぱくぱく。 ことみの乾いた唇は、それでも無言を唱え続けていた。 締め付けられた胸の痛みに、ことみははらはらと涙を流す。 ことみは決して、強靭な精神を持ち合わせた人間ではない。 冷静にものを考えることができ、頭の回転も早い有能な人種ではあるだろう。 しかし彼女の能力が発揮できるのは、ことみ自身の心にある程度の余裕がある場合に限る。 このような非日常、体も心も磨耗していくしかない世界に放り込まれ、彼女のバランスが崩れない訳はない。 保健室の一件で不安定になったことみの心、何とか無事に生還できたがその直後に与えられたのがこの仕打ちである。 揺らいでいたことみの波、甘い作りの防波堤には既にいくつものヒビが入っていた。 信じられない、信じたくないといったお決まりの嘆きを、ことみはひたすら零す。 空虚を作りたくない。 思考に間を作ってしまったら闇が全てを飲み込んできそうで、ことみは自身を止めることができなかった。 ……ふと。 そんな彼女の脳裏に、数時間前の出来事が甦る。 ことみは、キーボードを打っていた。 カタカタと、無心で作業をしていた。 鎌石小学校の、パソコンルーム。そこにことみは聖といる。 まだ直接的な死とは無縁にあったあの頃、ことみも聖も近しい人間を失ったことを知った。 『もう誰も、死なせたくないの』 『私だって、そう思うさ』 ぽつりと、自然に漏れたことみの言葉。 聖のレスポンスは早かった。 誰も死なせたくないという思い。 悲しいという思い。 心が涙を流すのは、強制的に無に返されるという痛ましさに対してだった。 命を奪われるという行為が、恐怖ではなく悲愴であったあの頃。 その延長。 ことみは、ことみ達は、ずっとそんな感覚を持っていたはずだ。 何故少年を追い詰めた時、彼の命を奪わなかったのか。 奪おうとしなかったのか。 簡単だった。 死なないために殺すという選択肢を、ことみだけではない……彼女達、皆持ち合わせていなかったからだ。 (せんせ。私達は、間違っていたの?) ぽつりと、自然に出たことみの疑問。 聖から返ってくるものはない。 誰も傷つけたくない、死なせたくない。 その直情が間違いだなんてことみは決して思わない、しかし。 目に映ったもので、ことみは理解した。 すぐに理解した。 無謀な形で少年に歯向かう真希の姿は、事情を知らない人間からすれば滑稽なものだろう。 信じられないだろう。 ことみだけが、真希の心理を明確に感じ取っていた。 死なないために殺すという選択肢を持たないことみだからこそ、周りの人間をただ守りたいだけなんだという真希の無垢さに気づいた。 何であれ、このまま真希が無駄死にしてしまう可能性は非常に高い。 絶対の確立を持っているくらいだ。 美凪を取り押さえるのに例の大盾を手放しているものの、少年はまだ銃をその手に握ったままだ。 今はまだ真希を甚振っているだけだが、少年の気さえ変わればいつでもその命を奪える立場に彼はいる。 「撃って。あの二人なら大丈夫。割烹着に当たれば、大きな怪我になることはないと思うの」 ことみの切り替えは、早かった。 涙の筋はまだ頬に残っている。 それでもよろめくこと等なく、ことみは庇われていた安全な場所から抜け出した。 美凪を捕らえ、真希に一方的な暴力を振るう少年をことみはじっと見据えている。 大盾という少年を守る壁がない今も、またと言えない機会だった。 直接の力の差は、自覚するしかない。 そこを埋めるチャンスの一つ一つを見逃さないことが重要だと言うことを、ことみは痛いほど学んでいた。 あとは、行動に出るだけである。 その踏ん切りを、ことみはつけている。 「あの二人が着ているのは、防弾性なの。多少は耐えられるから」 しっかりと自身の足で立ち上がったことみが、一瞬だけ作られたばかりの赤い水溜りに目をやる。 沈んでいる聖の遺体に眉を寄せるものの、ことみが気持ちを切り替えるのは早かった。 「怖いなら貸して。気がこっちに向かない内に、嗾けなくちゃ意味ないの」 冷静にものを考えることができ、頭の回転も早い有能な人種が行動に出ようとする。 欠けていた心の脆弱さを意識し直したこの瞬間、彼女は誰よりもこの島で生き残れる可能性のある強みを手に入れていた。 ただ、それは。 「……ひっ!」 少しだけ。 「?! 止め、止めてください、お願っ」 遅かった。 「真希さあああああああぁぁぁぁぁぁんんんっ!!!!!!!!!!」 大人しい、いつもぼそぼそとした声でしかしゃべることのなかった遠野美凪という少女が、今まで上げたこともないであろう大きな悲鳴を声にした。 美凪の嘆きと、一発の銃声が重なり合う。 そこにいる者全ての鼓膜を突き破らんかという勢い、音が止んだ後もその緊張はしばらく続いた。 「で、何?」 真希の額に突きつけたその引き金を、何の躊躇もなく少年は引いていた。 くたっとなる真希の肢体が、彼女の絶命を物語っている。 飄々とした態度のまま、少年は泣き崩れる美凪の腕を尚も掴んだ状態で視線をことみ達三人に向けた。 硬直する彼等を見据え、返答が与えられなくとも気にすることなど全くせず、少年は一人口を開く。 「喧しい蝿がいたからよくは聞き取れなかったけど、何の相談?」 あまりにも軽い、その言い分。 ぎりっと強く唇をかみ締めながら、環が低い唸りを上げる。 怒りで寄せられた環の眉が、深い彫りを作ることで彼女の激情を静かに表した。 「悪いけど、逃げ場なんてないよ。君達はここで処分するから」 「……随分な言い草ね」 「今更じゃない? いい加減にしてくれないと、僕も疲れてしまうよ」 一ミリの疲労感が見えていない少年の軽口に、ますます環の頭が熱くなっていく。 ただただ状況だけは最悪で、その横で祐一も押し黙るだけだった。 ことみは。 「……」 天才少女で名を馳せる、一ノ瀬ことみは。 冷静にものを考えることができ、頭の回転も早いことみは。ことみも。 「…………」 祐一と同じように、押し黙るしか、なかった。 【時間:2日目午前8時10分】 【場所:D−6・鎌石小中学校・中庭】 一ノ瀬ことみ 【持ち物:主催側のデータから得た印付の地図、毒針、吹き矢、高圧電流などを兼ね備えた暗殺用十徳ナイフ(吹き矢使用済み)、支給品一式(ことみのメモ付き地図入り)、100円ライター、懐中電灯、お米券×1】 【状態:無言】 少年 【持ち物1:強化プラスチックの大盾(機動隊仕様)、注射器(H173)×19、グロック19(14/15)】 【持ち物2:支給品一式、レーション2つ、予備弾丸12発】 【状況:ことみ、環、祐一、美凪と対峙・効率良く参加者を皆殺しにする】 向坂環 【所持品:コルトガバメント(残弾数:15)・支給品一式(食料少し消費)】 【状態:無言】 相沢祐一 【所持品:S&W M19(銃弾数4/6)・支給品一式(食料少し消費)】 【状態:鎌石中学校制服着用(リトルバスターズの男子制服風)、腹部刺し傷あり(治療済み)】 【備考:無言・勝平から繰り返された世界の話を聞いている】 広瀬真希 【持ち物:防弾性割烹着&頭巾、スリッパ、水・食料、支給品一式、携帯電話、お米券×2 和の食材セット4/10】 【状況:死亡】 遠野美凪 【持ち物:消防署の包丁、防弾性割烹着&頭巾 水・食料、支給品一式(様々な書き込みのある地図入り)、特性バターロール×3 お米券数十枚 玉ねぎハンバーグ】 【状況:泣き崩れている、右頬出血】 消防斧は校庭に放置 - BACK