「宗一さん、無茶のしすぎです。傷だらけじゃないですか」 「そういう渚こそ危ない真似しやがって。一歩間違えたらそっちが撃たれるところだったぞ」 「宗一さんが助けてくれました」 「そりゃそうだ。もし渚に何かあったら、俺は……」 そこで那須宗一は言いよどんだ。宗一自身思ってもみなかった言葉がついて出たらしく、視線を虚空へと泳がせる。 しらを切ればいいものを、あまりにも分かりやすい態度に古河渚でさえも言葉の続きが理解でき、 顔に熱が昂じているのが自分でも理解出来た。そういえば、いつからお互いに名前で呼び合うようになったのだろう。 いらぬことまで考えてしまうと思った渚は作業を再開した。包帯が丁寧に宗一に巻かれていく。 ただ、どことなく気恥ずかしいものが残り視線を合わせ辛くなった。 治療が終わったらどうしよう、と持て余した感情をどこに向けるか考えてみるも、 他のメンバーは、というよりは国崎往人を中心として朝霧麻亜子と川澄舞が話し合っている。 比較的怪我の少なかった麻亜子と往人が捜索を終え、舞に報告しているらしかった。 自分のところにこないのは宗一の治療をしているからなのか、それともこの雰囲気を感じ取ったからなのか。 どうもしばらくはここに釘付けらしいということを理解して、渚は悶々とした気分になる。 よくよく考えてみれば自分たちはとんでもないことをしてきた気がする。 後ろから抱きすくめられ、情けない姿を晒しあい、てのひらを乗せ合った。 恋愛経験の少ない、というか全くなかった渚にはそれだけで赤面するには十分だった。 そして同時に胸が高鳴る我が身に驚き、どういうことなのか理由を求めようとするが話せる相手などこの場にいるはずもなく。 つまるところ自分で考えるしかないのだった。 いや考えずとも分かる。宗一の態度は明らかだ。好意を抱いてくれていることは間違いない。 急に気付いたというよりはここまで考える暇もなく、 己自身のことを考える時間の方が多かったし奔走していたせいもあったからだというのが理由だ。 いざ思い返してみれば思い当たることがぽんぽんと飛び出してくる。 それだけ様々なことがあったということだ。自らの内実に、ルーシーたちとのすれ違い、そして天沢郁未。 全てに決着がつき、ようやく自分のことを真に考えられるようになった。 今までではなく、これからのことを。 その第一歩がこんな話でいいのかという思いにもなったが、それでいいのだとも思う。 自分は若い。多分、この場の誰よりも子供で世間知らずだ。 とはいえ気付いたところでいきなり何が出来るでもないし、こうしてギクシャクすることしか出来ていない。 やはり子供だと思う。少なくとも父母のようになるにはまだまだ遠いのだとも感じる。 こんな調子で大丈夫だろうか、と少し不安になったが、それでいいんじゃないという苦笑が瓦礫の上から投げかけられた。 郁未の穏やかな顔がそこにあった。遺体は瓦礫の上に安置されている。 穴を掘る道具がなかったためここに置いておくしかなかったのだ。 申し訳ないという気持ちがあったが、そんな気遣いは無用だという郁未の意思のようにも見えた。 最後まで、郁未は渚が嫌いだった。それでもこうして何を憎むこともない、穏やかな顔をしている。 きっと嫌いでも認める部分はあったのかもしれないと解釈して、渚は郁未の無言を受け取った。 じっくり整理していこう。多分、今のわたしにはそうするだけの時間はあると思うから。 「……終わりました。大丈夫ですか?」 「ああ、よし。悪くない」 関節を動かし、体を捻りながら宗一は「ありがとな」と言った。 いえ、と応じて次に渚は舞のところへと向かう。 包帯を巻いたり消毒したりするのは実のところ慣れている。父親の秋生がよく怪我をこしらえて帰ってくることが多かったからだ。 本人曰く、「全力で野球やってりゃこんなもんよ」と言って笑っていたのを思い出す。 子供っぽいと思いながらも本当に楽しそうな表情だったのが、密かに羨ましかった。 「すみません、お待たせしました」 こくりと頷いた舞の顔面は血だらけになっているように見えたが、本人は存外平気そうな顔をしている。 よく観察してみると傷自体は浅く、激しく動いたせいで多少出血量が増えただけなのだと分かった。 ましまじと見ていた渚に、察したのか舞が幾分得意そうに呟く。 「受け身を取るのは、得意」 「そうなんですか?」 「慣れてる」 武道か何かをやっているのだろうか。剣道着を着ているのから考えて、剣道部だろうか。 渚自体は舞の戦う姿をそれほど見ていたわけではないので確証は持てなかった。 だがぼんやりとした中にも鋭さが漂う視線と、引き締まった腕の筋肉を見ればそうなのだろうと思う部分はある。 いずれ分かることだろう。今はそれより優先すべきことがあると思いを入れ替え、渚はタオルを取り出した。 すみません、と前置きして額を優しく拭う。 雨のせいか広範囲に散っていた血液は瞬く間にタオルに吸収され、赤の範囲を増していく。 「平気ですか?」 「うん」 無表情は保たれたままだ。痛くはないのだろうと解釈して、消毒液とガーゼ、包帯を取り出す。 「ちょっと沁みるかもしれませんけど、我慢してくださいね」 一言置き、消毒液を塗ったガーゼを丁寧に貼り付ける。それでも流石に痛みはあったか、若干片目が閉じられた。 大丈夫、と即座に言ってきたのが気遣いのように思われ、渚は苦笑を浮かべた。 この言葉だけで舞が優しい性格なのだと分かる。口数は少ないがそうなのだと理解できる。 だからもっと知りたいという欲に駆られ、渚は自ずと言葉を口にしていた。 「あの、そういえばちゃんと自己紹介したわけじゃないですよね。改めて自己紹介させてもらってもいいですか?」 少し前ならこうして自ら積極的になることもなかった。 己に自信と意味を持てず、坂の下で燻るばかりで知ることを恐れていた頃から思えば、随分進んだと我ながら思う。 今は怖くない。知るために、好きになるために、坂の先にあるものが見える。歩いていける。 それこそが『新しい終わり』なのだろう。そう納得して渚は口を開いた。 「古河渚です。実は演劇部の部長さんです。だんご大家族が好きです」 「川澄舞。部活動はしてない。牛丼は嫌いじゃない」 包帯を巻かれながら、舞も答えてくれる。 こういうことに慣れていないのか少々たどたどしいのが微笑ましかった。 自分だってそうなのだが。遠野美凪と自己紹介したときの会話から引っ張ってきたのがその証拠だ。 或いは美凪とのこの会話がなければそれさえも思い浮かばなかったのかもしれない。 案外、自分はたくさんの経験をしてきたらしかった。そこには様々なひとの姿がある。 犠牲の上に有るのではなく、支えられて生きている。 そのことを実感しながら渚は会話を続ける。 「えっと、学生さんですよね。何年生ですか?」 「三年生」 「あ、わたしと同じです。……といっても、留年しちゃってますけど」 「そうなの? ……不良?」 「残念ですけどはずれです。体が弱くて、病気でたくさん休んじゃったんです」 「……」 よしよし、というように舞の手が頭に置かれる。 慰めてくれているのだろうが、年下に励まされていることで何とも複雑な気分になる。 もちろん嬉しさは圧倒的な割合を占めていたのだが。 「……済みません、あんまり年上っぽくないですよね」 「そうでもない。貴女は優しい。とても……包帯を巻くのも上手だし」 「あはは、包帯はあんまり関係ない気もしますけど……ありがとうございます」 「……渚、って呼んでもいい?」 「あ、はい。それはもちろんです。えっと、そっちは」 「舞、がいい」 「じゃあ、舞さん」 「うん、渚」 お互いに名前を呼び合う。既に知っている名前であるはずなのに、新鮮な響きがある。 同時になんとなく照れ臭くもなり、意味もなく笑ってしまう。舞も同じなのか、微かに表情が柔らかみを帯びた。 と、そこに。 「おーおーどうしたのかねーそこの初々しい少女達よ。あたしを忘れるなんて寂しいなー泣いちゃうぞー?」 包帯を巻き終えたのを見計らったかのように割り込んできた麻亜子がずいっと顔を出した。 いかにも冷やかすような声色だった。振り向いてみればいしし、と意地悪な表情を浮かべている。 「あ、す、すみません。仲間はずれにするつもりはなかったんです」 だが会話に入れていなかったのは事実であるし、申し訳ない気持ちになりながら渚は頭を下げる。 「あ、いや、マジに謝られても困るんだけどさ。うーん厳しい」 「あぅ……ごめんなさい」 「……真面目だねー」 頭を掻きつつ、麻亜子は苦笑する。以前朋也から真面目すぎる、と言われたことを思い出した。 性分であるためにこうしてしまうのは仕方がないのだが、折角の雰囲気を台無しにしてしまうわけにはいかない。 渚は気を取り直してえへへ、と半ば誤魔化すように笑って、麻亜子にも紹介を持ちかけることにした。 「じゃあ改めまして……古河渚です。よろしくお願いします」 「うむ苦しゅうない。余は永遠の十四歳にして稀代の美少女ロリのまーりゃんである」 「まーりゃんさん、ですか?」 「さん付けしなくたっていいんだけどなー。あたしはアイドルゆえにフランクでもおっけーなのさー」 「えっ!? アイドルなんですか!?」 「……まいまいー、この子ド真面目だぞ!」 「まーりゃんが悪いと思う」 泣きつく麻亜子を一蹴して舞は「こういう人だから」と渚に言った。 確かに中々変わった人だとは思うが、自分が真面目過ぎるのにも原因がある。 フランクに、フランクに、と念じるように心中で繰り返して、最後にカツサンドと叫んで会話を再開する。 「えーっと、じゃあまーさん……っていうのは……」 だが渚にはこれが精一杯だった。どうも呼び捨てにするのは気が引けて仕方がなかったのだ。 最も変えなければいけないのはここではないのかと嘆息せざるを得なかった。 だが麻亜子はそれでも嬉しそうに笑って「おっけーおっけー♪」と頷いてくれた。 いい人だ、と渚は思った。少し変だが、舞同様やさしい人だという感想を抱く。 自分もこれくらいフランクになれれば、という憧れのような気持ちを持って、渚も笑い返した。 「それじゃあチミにはこの三択を授けよう。 @、なぎなぎ A、なーりゃん B、渚ちん さぁどれだ!」 「……えっと、普通に名前じゃ」 「却下」 即答だった。どうやら愛称で呼ぶことは確定事項らしかった。 戸惑いを覚える一方、今まで愛称で呼ばれることはなかったので身体が芯から温かくなっていくのも感じる。 きっと麻亜子にとってはこれが普通で、当たり前の事柄なのだろう。 だからこそ、当たり前の中にいられる自分が、どうしようもなく嬉しかった。 「ええと……それじゃ、さんばん、で」 「ファイナルアンサー?」 「ふぁ、ファイナルアンサー」 「……」 「……」 じーっとこちらを見つめる麻亜子。数秒単位で表情を変えている。何故か変な顔だった。 この流れで渚は思い出した。とあるクイズ番組の司会者のモノマネだった。 多分それについて言及はしないほうがいいのだろうと考えながら、この時間に身を任せることにした。 「正解っ! 渚ちんにはプライスレス!」 渚は舞の方を見る。舞は目を伏せ、ゆっくりと頭を振った。プライスレスの意味は分かりそうもなかった。 * * * 女の子は三人寄ればかしましい。いや麻亜子一人だけがかしましいと言うべきか。 談笑している三人の姿を眺めながら、国崎往人は瓦礫の上に那須宗一と肩を並べて座っていた。 どうも取り残された感が拭えない。ただ、これはこれでいいという思いはあったので不満もなかった。 結局のところ、収穫らしい収穫はなかった。 郁未を倒せたことで確実に殺人を行う者は減っただろうが、まだいなくなったとは限らない。 生存者もゼロである以上合理的に考えてここからは一刻も早く立ち去り、伊吹風子に合流した方がいいのだが、 実質的なリーダーである宗一はまだ荷物をまとめていてここから動く気はなさそうだった。 ちなみに往人に手伝う気はない。疲れているし、宗一も手伝ってくれとは言わなかった。 ただ手持ち無沙汰であることは確かだった。人形劇でもやってみようかと思ったが、 相棒代わりだったパン人形は雨に濡れて昇天なさってしまったようだった。 哀悼の意を数秒ほど捧げ、ドロドロのぐちゃぐちゃのパン人形は郁未の近くに置いておくことにした。 こんななりでも何人かのひとを笑わせてきた代物だ。地獄での暇つぶしにはなるだろう。 不思議と郁未にそれほどの感情を抱いていない己を認識して、往人はもう一度郁未の遺体に目を向ける。 あれほど憎しみで歪んでいたはずの郁未の顔は、内に溜め込んだ負の全てを出し切ったかのように穏やかだ。 古河渚という人間にはそれほどの力があるのだろうか。 遠慮がちに、しかし話の中心になって喋っている彼女は往人に神尾観鈴の姿を想起させた。 観鈴もまた、いるだけで太陽を指してくれる向日葵のような人間だった。 生い立ちや過去など関係なく、全てを受け入れる存在。往人はそう思った。 全員が人殺しのはずなのにな。 軽く笑う。人の死に関わっていない奴はここにはいない。 皆が悲しいことや辛いこと、犯してはならないことをしてきたはずだった。 だがそこから来る後ろめたさのようなものは何も感じない。 人の死から目を背けているわけではない。責任を放棄しているわけでも、増してや忘れたわけでもない。 しっかりと受け止め、それぞれが自分なりに考え、どうしたいかを決めて歩んでいる。 自分達を見る連中の中にはこうしているのを許せないと思うのだっているだろう。 思うのは勝手だ。だが許せるかどうかを決めるのは自分達でしかない。どうこうする権利だってありはしない。 そういうことなのだろうと納得して、往人は持て余した頭を会話に使うことにした。 「よう、こうして男二人取り残されたわけだが」 「いいんじゃないの? 仲良きことは美しきかな」 「俺達も仲良くしてみるか」 「冗談。男の友情なんて暑苦しいぜ」 「同感だな。ということで、これからどうする。周辺も少し探してみたが遺留品は全部あの瓦礫の下らしい。 那須が整理しているのが全部だな。つまり、もうここには何もない」 「まずは、麓まで戻る。伊吹もいるしな」 往人は頷いた。問題はそこから先。舞が元いた集まりの生き残りである藤林椋の捜索をするという目的はあるが、 それは最優先にするほどの問題でもないし、宗一にくっついていても為せる目的ではある。 つまるところ往人達に当面することはないといってもよかった。 「俺達は元々別れた仲間を戻すために来てたんだ。渚がいるってことは多分仲間は捕まったと思う。 ここにいないのは多分怪我をしてるか、或いは……まあ、いずれは分かることだ。 だから俺達は学校に戻る必要があるな。そこで待ち合わせがあるんだ。……大遅刻してるけど」 ばつが悪そうに宗一は眉根を寄せる。怒らせると怖いタイプの人間と待ち合わせしているらしい。 往人には関係なかったので、「大変だな」と言っておいてやる。 「ともかく、ま、そいつは頼りになる奴でね。 それにいいものも手に入った。ノーパソだ。情報収集には使えるぜ。しかも二台」 「俺には使い方が分からんから、那須に任せる」 「今時パソコンが使えないと、色々と困るぜ?」 「生憎俺は肉体労働派なんだ」 「なるほど。体は大切にしろよ」 軽口を受け流しつつ、宗一はこれから麓にある学校まで戻るということを頭に入れる。 となればついていってもいいだろう。宗一が頼りにすると宣言した人間が来るということなら、 もしかすると脱出の芽が見えるかもしれない。もう下手に動き回る必要性は薄れてきているのだ。 「そういや、お前世界一のエージェントだとかなんとか言ってなかったか」 「はて、どうだったかな」 「道理で銃に詳しかったわけだと思ったよ。なんで隠してた」 「カッコイイから」 分かる、と思わず言いそうになってしまう。 誤魔化しに乗ってどうすると自らを窘めるが、さりとて真意を聞き出すことは難しそうだった。 ひょっとすると、本当に格好いいからという理由だけで隠しているのかもしれないが…… いずれにしても言っても言わなくても、ここの関係が変わることはなさそうだった。 「よし、整理完了。ありがたく頂いてくぜ郁未さんよ」 「行くのか」 「あいつを怒らせたくないからな」 宗一が怒られる姿、というのはとても想像できるものではなかった。 それはそれで面白そうだったので、密かに期待してみることにする。 国崎往人は意外と野次馬根性なのだ。 そんなことを考えているとは知らないであろう宗一は女性三人に向かって声を飛ばしていた。 往人も立ち上がる。暇があれば人形でも探してみようか、と思った。 とりあえず、人も増えて、見せるべき相手が多くなったのは確実なのだから。 【時間:2日目午後23時00分頃】 【場所:E−4・ホテル跡】 川澄舞 【所持品:日本刀・投げナイフ(残:2本)・支給品一式】 【状態:同志を探す。往人に付き従って行動。強く生きていたいと考えている。額から出血。両手に多少怪我(治療済み。支障は全くない)、肩に浅い切り傷】 【その他:往人に対して強い親近感を抱いている。剣道着を着ている】 その他:舞の持ち物(支給品に携帯食が十数個追加されています。) 朝霧麻亜子 【所持品1:デザート・イーグル .50AE(1/7)、ボウガン(32/36)、バタフライナイフ、支給品一式】 【所持品2:芳野の支給品一式(パンと水を消費)】 【状態:鎖骨にひびが入っている可能性あり。軽い打ち身。往人・舞に同行】 【その他:体操服(上下のジャージ)を着ている】 国崎往人 【所持品:フェイファー ツェリスカ(Pfeifer Zeliska)60口径6kgの大型拳銃 4/5 +予備弾薬5発、パン人形、38口径ダブルアクション式拳銃(コルトガバメントカスタム)(残弾4/10) 予備弾薬35発ホローポイント弾11発、スペツナズナイフの柄、支給品一式(少年、皐月のものを統合)】 【状況:強く生きることを決意。人形劇で誰かを笑わせてあげたいと考えている。全身にかすり傷。椋の捜索をする】 【その他:左腕に文字を刻んだ。舞に対して親近感を抱いている(本人に自覚なし)】 那須宗一 【所持品:FN Five-SeveN(残弾数0/20)、防弾チョッキ、SPAS12ショットガン8/8発、投げナイフ1本、鉈、H&K SMGU(30/30)、ほか水・食料以外の支給品一式】 【所持品2:S&W M1076 残弾数(6/6)とその予備弾丸9発・トカレフ(TT30)銃弾数(0/8)、デザートイーグル(.44マグナム版・残弾4/8)、デザートイーグルの予備マガジン(.44マグナム弾8発入り)×1、S&W、M10(4インチモデル)5/6】 【持ち物3:ノートパソコン×2、支給品一式×3(水は全て空)、腕時計、ただの双眼鏡、カップめんいくつか、セイカクハンテンダケ(×1個&4分の3個)、何かの充電機】 【状態:全身にかすり傷】 【目的:渚を何が何でも守る。渚達と共に珊瑚を探し、脱出の計画を練る】 古河渚 【持ち物:おにぎりなど食料品(結構減った)、支給品一式×2(秋生と佳乃のもの)、S&W M29 1/6、ロープ(少し太め)、ツールセット、救急箱】 【状態:心機一転。健康】 【目的:人と距離を取らず付き合っていく。最優先目標は宗一を手伝う事】 - BACK