「ん……」 目覚めるとそこは夕暮れの部屋だった。 散乱する書類、何の目的に使うのかも分からないガラクタ、勢いだけで書かれた変な掟の数々。 寝起きの頭で数秒ほど考え、ほどなくしてここが生徒会室なのだと思い至る。 どうやら机にうつ伏せのまま眠っていたらしい。首は硬くなっていて、頬をなぞってみると制服の皺の跡が残っているのが分かる。 自分の他には誰もなく、眩しいばかりの夕日が暖かな橙色を伴って自身の体と生徒会室を染め上げていた。 綺麗だな、と思いつつ椅子から立ち上がり、夕日を差し込んでいる窓へと朝霧麻亜子は歩いていく。 見下ろしたグラウンドもセピア調のトーンに揃えられていて、人気のない様子も手伝って物寂しいものを麻亜子に伝えた。 いつもならまだ陸上部やらサッカー部やらが部活に勤しんでいるはずなのに。 今日はどこも早く切り上げてしまったのだろうか、それとも自分が遅くまで眠りこけていたのだろうかと思って麻亜子は部屋の中に時計を探す。 少し漁ると、書類の束に埋もれるようにしていたデジタルの時計が見つかった。 あちゃ、と麻亜子は頭を掻く。時刻は六時を回っている。とっくに最終下校時間を過ぎているではないか。 早く出なければ見回りをしている先生に見つかってお説教コースだ。もう手遅れかもしれないが。 それにしてもどうして起こしに来てくれなかったのだろうと頬を膨らませる。 最近のあの二人は仲も良さそうだったし、ひょっとしたら遊びにでも行ってしまったのかと想像する。 自分を差し置いて楽しいこととは……いつか倍にして返してやろうと思いながら麻亜子は生徒会室を出る。 扉を閉めようとしたとき、そういえば鍵は持っていただろうかと思ったが、すぐに「まあいいか」と気にせず、そのまま後にする。 赤く染まる廊下に麻亜子ひとりの足音だけが続く。最終下校時間は過ぎているとはいえ、本当に静かで誰もいない。 まるで世界に一人取り残されたような気分と、普段は騒がしいはずのこの場所が醸し出す、どこか静謐な、雰囲気の新鮮さを楽しむ気分。 その両方を持ちながら、麻亜子はくるくると視線を動かす。いつもなら気にも留めないような景色にも目を配って。 意外と清掃は行き届いている。 うんうん、さーりゃんはそういうとこに気を配れる子だからねー。 廊下の掲示板に張られている新聞やイベントに関するポスターもちゃんと節度を守った学生らしいものだ。 うーん、ちと刺激が足りぬが、まぁさーりゃんらしいよね。これはこれでいい気分。 階段を下り、昇降口に出る。やはりというかなんというか、既に卒業してしまっている自分の下駄箱はもはや存在しない。 つい数ヶ月前まで自分が使っていたそこには名前も知らない生徒の上履きが入っている。 さて、自分はここに遊びにきているときどの空き下駄箱を使っていただろうかと思い起こそうとして、しかし思い出せなかった。 今日立ち寄ったばかりなのに、もう忘れてしまっている己に失笑する。更年期障害にはまだまだ早いはずなのだが。 「……あはは、あたし、もういないんだよね、ここには」 ここには何もない。自分の居場所は、どこにも。 いつまで縋っているのだろう。自分を知るものはなく、残しているものもないここに何を求めているのだろう。 一人で旅立つのが怖いから? 上手くやっていけるかなんて分からないから? いやきっと両方なのだろう。臆病で、昔にあったものしか信じられず、いつまでも居座ろうとする女。 頭も良くなければへそ曲がりな体質で協調性、親和性にも欠ける。それが自分だ。 知ってしまったからだ。落ちるかもしれない、そういうことがあると知って、羽を広げられなくなってしまったからだ。 破天荒であったのは自分の居場所がまだあると錯覚するために過ぎず、明るく振る舞っていたのは現実を誤魔化すための手段に過ぎない。 全て自分のためだ。友達のために行動していたのが本心だろうが偽りのものだろうが、結局は自分を安心させたいがため。 利用していたとは思わない。貴明とささらは、いや新生徒会の面々は大好きで、いつまでもあり続ければいいと思っていた。 だから……だから自分はあんなことをしてしまったのだろう。 思い出す。麻亜子が行ってきた所業の数々を。 人を殺したのも、騙したのも、裏切ったのも全部友達のため。つまりは自分のため。 誰かを殺して友達のためになるのなら、殺している自分には居場所があると頑なに思い続けていただけだった。 自分のしていることが友達にどう思われるかなど考えもせず、思考停止して居場所を得たかったがためにやっていたのに過ぎず…… そうした時点でもう居場所なんてあるはずがなかった。 自分の居場所は友達があってこそというのを忘れてしまっていた時点で、もう何もかもが失われていたのに。 だからここには誰もいない。この学校には誰もいない。 全員自分が追い出してしまったからだ。自業自得の一語が浮かび上がり、嘲笑だけを吐き出させた。 「でも、今の先輩にはそれだけじゃないでしょう?」 やさしい声が風に乗って運ばれ、麻亜子の耳へと届いた。 昇降口の奥、廊下側から聞こえてきたのは河野貴明の声。振り向くと、そこには大きなダンボールを持ったままよろよろと歩く貴明がいた。 どこかへと行く様子の貴明だったが、もう最終下校時間だとか、どうしてそんなものを持っているのか、そんな質問は浮かばなかった。 さっぱりとして清々とした表情には、何の未練も感じられない、穏やかな雰囲気があった。 「俺達だって、いつまでも先輩に拘ってちゃいけませんしね」 苦笑した貴明はそのまま奥へと進んで行く。それは明らかな別れだった。 待って、とは言えなかった。引き止める資格はない。自分で追い払っておきながら、寂しくなったからなんて今さら過ぎる。 仮に引き止めたところで、それは彼らを縛り付ける意味しかない。永遠に飛ぶ事を恐れる自分の我侭に付き合わせるだけでしかない。 そもそも居場所を取り返そうというのが傲慢な発想だったのだ。 そのために誰かの居場所を奪ったところで、取り戻せるわけなんてなかったのに。 深い後悔が息苦しさとなり、胸を鋭い痛みとなって突き上げる。こうして苦しんで死んでいくしかないということか。 永遠に苦しみ続け、憎悪を受け止めて。自分の居場所を求め続けた、これが結果なのなら…… 「仕方ないな……先輩、俺の言ったことの意味をよく考えてくださいよ。それだけじゃない、って」 「今のまーりゃん先輩にしかないものがあるんです。……たとえそれが間違ったことの果てに見つけたのだとしても」 遠くから振り向いた貴明の言葉に続けて、どうやら階下から降りてきたらしいささらの言葉が重なる。 今の自分にしかないもの? 自答してみて、だがそれは悲しみでしかないと答えようとしたが、本当にそれだけなのかと必死に思い出そうとしている自分もいた。 思い出すべきなのだろうか。迷っているうちに陽が沈み、夕日の色は徐々に失われ、夜の帳に覆われていく。 それと同時に、二人の姿もだんだんと夜の陰に埋もれていき、姿を隠そうとする。 完全になくなってしまう前に結論を出さないといけないという思いが体を走り、開けることを躊躇っていた記憶の扉を押す。 「そうだ、あたしは、まだ……」 分かっていながら、それでも止められなかった自分に対して向けられた、「間違っている」という言葉。 どんなに辛くてもその気があるのならやり直せると言って、手を差し伸べてくれたひとがいる。 だがその道を本当に行くかは自分に委ねられた。強制ではなく、ただ選択肢だけを与えられていた。 その手を取るかは、自分次第。 麻亜子は暗くなりかけた風景の、橙と紺色が混ざり合い変わりゆく世界の中で静かに己の手を見つめた。 血に染まった手であり、可能性を残した手。 最後に残った太陽の光へと振り返り、麻亜子はそこにあるもの、この先にあるものの所在を確かめた。 今の自分は自由だ。このまま夜を迎えるのも、朝日の昇る方向へ向かうのも、全てが委ねられている。 楽になることはきっと、できない。いつまで経っても一度犯した間違いはリセットできない。どんなに後悔しているとしても。 だがその先、歩いた先に何があるのかは不明瞭で誰にも分からない。そこにはどんな結末が待ち構えているのかも分からない。 不幸か、絶望か、幸福なのか、希望なのか。言えるのは、そのどれもが在り得るということだ。 けれども立ち止まったままではそのどれもを得ることは出来ない。 皆が残していった欠片。想いの残滓を投げ出してしまう。 そんなものは嫌だ。義務感からではなく、贖罪の念からでもなく、己の沸き立つ思いに従って麻亜子は太陽が完全に沈む様を眺めた。 赦されるのかどうか、その資格があるのか……考えれば、普通はあるはずがないのだろう。 だが儚くとも、ないわけではない。それに共に歩むひと達がいる。間違いを犯した者なりに掴めるものだってあるかもしれないから。 「行くよ、あたし。自分で考えて、自分で決めたことだから」 見返した先、表情も見えなくなっていた二人の姿が揺らぎ、つい先程まで戦っていた二人の姿を代わりに浮かび上がらせた。 夜になった世界を背にして、麻亜子は二人の元まで歩いていく。 しっかりと、地に足をつけて―― * * * ぼんやりとした輪郭が映る。じっと無表情に、だが瞳の奥には心配を交えた色があった。 あの子か……沈みゆく夕暮れの光景で見た、最後の人影と重ねて、麻亜子は微笑を浮かべた。 「起きた?」 「ああ、うん……夢を見てたみたい」 どこかの民家にでも移動してきたのだろうか。 視界は薄暗く、消えた蛍光灯と壁紙の白さ、無造作に置かれている家具の数々が、生活感よりもかえって不気味さを際立たせていた。 窓から外を見れば先刻見ていたあの夕日の美しさはなく、茫漠としてどこまでも伸びるような闇が広がっている。 これが自分の生きているところだという自覚を持ちながら、麻亜子はむくりと起き上がった。 服はいつの間にか着替えさせられていたようで、今度は体操服のジャージ(上下)に、さらにその下は通常の体操服が着せられている。 サイズも微妙に合ってなく、ジャージもぶかぶかな感があった。そして何より、デザインが地味だった。 だっさいなぁと率直な感想を抱きながら、麻亜子は「何これ、こんなんじゃ萌えないなー」と言ってけらけらと笑った。 「動きやすそうな服がそれくらいしかなかった。サイズも合いそうなのがなかった……許して欲しい」 すまなさそうな声の方を見れば、これまた彼女も剣道部の胴衣をきっちりと着こなしている。 上下に黒を基調とした無骨なデザインと、少女らしい可憐な顔とがアンバランスにも感じられ、かえって不思議な魅力を出していた。 くっそー、これだからおっぱいぼーん! は…… 胴衣の上からでもわかる大きな膨らみに若干の羨望を覚えつつ、麻亜子は普段の調子を取り戻してきていることに安堵する。 或いは、体操服と剣道着という日常的かつ不恰好で可笑しな組み合わせがそうさせてくれたのかもしれない。 こんな風に可笑しく笑えたのはここに来て以来初めてじゃないだろうか。その事実を噛み締めながら麻亜子は話を切り出す。 「あのさ……あたしは……」 「川澄舞」 「へ?」 「私の名前。初めて会う人と話すときは、まず自己紹介」 初めても何も、さっき戦っていたじゃないか。そんな言葉が浮かんだが、野暮だという思いですぐにかき消した。 大体錯乱していて話もろくに聞こうとしていなかったのは自分だ。 いかんいかん。こんなクールおっぱいぼいーんに手玉に取られててどうする。世界の美少女じゅうよんさいの名が折れるわ。 「うむ苦しゅうない。我輩は永遠の美少女ロリ、おっと(21)とは違うぞ。(21)とは違うのだよ(21)とは! ということでまーりゃんという者である。って、もう知ってるっけ? よしなに」 「よしなに」 あ、クールにさらっと流した。 表情を全く変えない舞にどことない敗北感と突っ込み人員の不足を嘆きながら、麻亜子はコホンと咳払いして仕切り直す。 「で、あたしは今どういう状況なのかな? さすがにあれから少しは時間、経ってると思うんだけどさ。 あのやたらこわーい目つきのお兄さんもいないし、ね」 目が覚めたと知ったなら、まずもう一人の連れを呼んでから改めて対話というのが考えられることだろう。 まだ自分達は分かり合っていないことも多い。寧ろ拘束もせず、自由に動ける状況であるというのが(今さらながらに考えて)おかしい。 逆に言えばそれほどまでに自分は感情をむき出しにして戦っていたということなのだろうが、それにしてもこの措置は緩いと思えた。 それはともかく、もう一人の連れを呼ばない以上、この場にはいないと考えるのが自然だ。 ならば何かしらの事件が起こったと考えるべきで、まずはそれを聞いておきたかった。 「往人はいまここにはいない。でもすぐに帰ってくる。まーりゃんは私がここに連れてきた。往人が戻ってくるまで、私が守るって約束したから」 言葉から推測する限り、もう一人の連れ……往人というのがどこかに行ったのは確からしい。 だが行き先を知らないということは、恐らくは正確な場所を告げずに出て行ったということだ。 しかしそれよりも守るという言葉が麻亜子の心を打ち、内奥に強く反響させていた。 約束したと言ったときに含まれていた強い口調から、その重要度は窺い知れる。 けれどもなぜ、先程まで殺し合っていた相手にここまでするのか。確かに心情を吐露したとはいえ、何が舞を信じさせるのだろうか。 そう、それを確かめるためにあたしは歩き始めたんだ。 疑問を口に出そうとした麻亜子だが、その前に舞が話を続けた。 「あなたはどうしたいの? 少し訂正するけど……私はあなたを守る。 だけど、あなたがそうして欲しくないというのなら私は何もしない。押し付ける気はないから……」 それは改めて突き出された選択肢だった。 自由になった己が身への厳しい問い。夢の中で見た言葉の数々と同じ、覚悟を決める気持ちを問う選択肢だ。 でも、もう決めちゃってるからね。自分で考えて、自分で決めたことなんだ。 「多分、あたしは君が思ってる以上の極悪人だよ。あたしのしてきたこと、知ってる?」 「知ってる」 「その上で、あたしと一緒に歩いてくれるの? そりゃ、赦されるだなんて全然思ってないけど……」 「けど、間違ったことを続けて、悲しみを撒き散らすこともしない」 そのつもりなのだろう? と確信を含んだ目を向けられ、麻亜子は参ったなという感想を抱いた。 もう向こう側は全て了解してくれているということか。決して赦せなくとも、それぞれのために、共に協力し合うパートナーとなることを。 「……罪を犯してきたのは、私だって同じだから。みんなを、貴明とささらを見殺しにしてしまったようなものだから」 「さーりゃんと、たかりゃんを……?」 ぽつりと呟かれた舞の言葉に、麻亜子は思わずといった形で反応する。 頷いた舞がひとつひとつ、これまでに起こったことを語っていく。 疑心暗鬼の渦中にいながら誰も止められなかったこと、自分が楽になりたいがために己の命を絶とうとしていたこと…… 「言い訳するつもりはない。でも、私は生きていくと決めた。 死んでいなくなった人たちが救われるわけじゃないし、何より、私が生きたいって思ったから。 それでどんなに辛い思いをするのだとしても」 「……そっか」 貴明とささらの結末。それを半ば見殺しにしたと自白した舞の言葉を聞いても、さほどの恨みは募らなかった。 寧ろ羨ましくさえ思った。自分達の代わりに麻亜子を止めてくれ。そう言われるまでに信頼されていた舞の存在が。 自分には出来ない。誰かを死後を託すことも、やってくれると信じきることも。 同時に一抹の寂しさもあった。誰かを守り、託し、散っていった貴明の姿。 それは自分が知っている、頼りなくて振り回されがちな少年の姿とはまるで違うものだったからだ。 守りたかった友達は、既に自分の手に余るほど大きくなっていた…… 麻亜子は、夢の中の貴明の姿を思い返す。あの貴明も同じだった。さっぱりとしていい表情になった男の顔。 己の中のしがらみ、これまで縛り付けていたものが緩む感触を味わいながら「あたしもそうだよ」と言葉を乗せた。 「生きたい、って思った。誰に言われるまでもなく、自分自身の気持ちで」 無言で頷いた舞には、何の含みもない微笑だけがあった。しがらみの一つを洗い流した女の顔がそこにあった。 胸の内がスッと軽くなる。その意味は分かりきってはいたが、すぐに理解したくはなかった。 理解してしまうと自分らしくなくて気恥ずかしいものがあったからだった。 代わりに麻亜子はニヤリと意地の悪い笑みを浮かべて舞へと抱きついた。 「ねぇねぇ、さっきさー、『私が生きたい』って言ってたけどさー、それって誰のためなのかなぁ?」 「……? まーりゃん、なに言って……か、顔、近い」 「まーなんというか、これはあたしの人生経験的による勘なんだけど、まいまい、ぶっちゃけ惚れてるっしょ往人ちんに」 「……!?」 目をしばたかせた後、ぱくぱくと口を開閉させ顔を紅潮させる舞。 分かりやすいなあと内心にやにやしながら麻亜子は舞の頬をぷにぷにと突く。 ああ、やっぱ若人のほっぺたは最高やでウッシッシ。 「いやー、ビミョーに往人ちんのことを話すときに声が上ずってたからさー、胸のときめき☆を感じちゃってたのかねーとか思ってたんだけど。 で、どーなのお嬢さん? 気にしてないことはないっしょ? ファイナルアンサー?」 「別に、私は……」 「あ、不自然に目を逸らした」 「……」 「だんまりモードかね。ならばゴッドハンドと呼ばれたまーりゃん様の指が火を吹くぞー! うりゃりゃりゃりゃさあ言えー!」 「〜〜〜〜〜〜!」 何が起こってるかって? それはもう女の子のひ・み・つということで。 こうして夜も更けていく…… 【時間:2日目午後21時00分頃】 【場所:F−3・民家】 川澄舞 【所持品:日本刀・支給品一式】 【状態:同志を探す。往人に付き従って行動。強く生きていたいと考えている。両手に多少怪我(治療済み。支障は全くない)、肩に浅い切り傷】 【その他:往人に対して強い親近感を抱いている。剣道着を着ている】 その他:舞の持ち物(支給品に携帯食が十数個追加されています。) (武器・道具類一覧)Remington M870(残弾数4/4)、予備弾×17、スイッチ(未だ詳細不明)、トンカチ、カッターナイフ、SIG(P232)残弾数(2/7)、仕込み鉄扇、ワルサー P38(0/8)、フライパン、投げナイフ(残:2本) 朝霧麻亜子 【所持品1:デザート・イーグル .50AE(2/7)、ボウガン(34/36)、バタフライナイフ、支給品一式】 【所持品2:ささらサイズのスクール水着、芳野の支給品一式(パンと水を消費)】 【状態:鎖骨にひびが入っている可能性あり。往人・舞に同行。パヤパヤ?いいえスキンシップです】 【その他:体操服(上下のジャージ)を着ている】 - BACK