「真琴が死んだか……」 彼のペットであるところの妖狐・沢渡真琴の死を“観”て相沢祐一は呟いた。 Aランクの妖怪である真琴をこうもあっさり仕留めるのは、彼に戦いを教えた水瀬秋子か、でなければ、 「来栖川綾香……か」 この世界の、数少ない、彼を“楽しませる”ことのできる人間だった。 「フッ……おもしろい」 彼は力のほんの一部を解放した。 その余波だけで彼が立っていた岬は粉々に砕け散った。 そして彼はすぐに綾香の元へ飛ぶ―――のではなく、 準備運動代わりに、彼のためにこの戦いの舞台を用意した者達に対してささやかな褒美を与えることにした。 ―――――唯一者、自らの手による死を。 「むっ……! き、貴様ッ、一体どうやってここに入ってきたッ!!」 何の前触れも無くコントロールルームに現れた祐一の姿に超先生と側近らはこれ以上無いほど狼狽した。 「決まっているだろう……」 祐一は事も無げに答えた。 「ワープだ」 相沢祐一(001) 【時間:一日目12:00頃】*辻褄合わなかったら変えていいよ 【場所:コントロールルーム】*スタート地点は都合のいいように 【持ち物:世界そのもの。また彼自身も一つの世界である】 【状態:唯一者モード(髪の色は銀。目の色は紫。物凄い美少年)】 笹森花梨(048) 死亡 (死体も支給品も粉々) - BACK