「仁科ぁ!!!」 絶叫するのは58春原陽平、銃声を聞きつけたどりついてみれば 血だらけになり倒れている80仁科りえとその荷物を回収しようとする59住井護の姿だった…。 春原は何が何だか分からなかった… 突然この島に送り込まれたこと… 殺し合いをしろと命令されたこと… 血だらけの仁科りえ…。 昨日のこと、一週間前のこと、仁科との出会い、走馬灯の用に浮かび上がる。 春原はただ立ち付くすしかなかった… 無力と絶望と恐怖の三重奏が春原の脳裏を奏でる。 一方の住井は一旦仁科の荷物放り投げ 自分の支給品であるコルトパイソンを丸腰の春原に傾ける。 無言で向き合う二人…、先に口を開くのは春原。 「お前が、お前が仁科を…。」 ニヤリと笑うは住井、丸腰の相手を倒すのは簡単だとでも言いたげだ。 春原は叫ぶ!心の底より!! 「殺してやる!!ぶっ殺してやる!!」 「キル!!ミーィィィィ!!!!」 ハハァと笑いながら住井は銃口を春原の頭に定め引き金を引こうとしたその時っ!! 「待ちやがれ!!!」 ショットガンらしき物を構えた、住井でも春原でも無い男の声が木魂した…。 059 住井護 【時間 一日目 正午 >>27のすぐ後 】 【場所 G-5 】 【持ち物 コルトパイソン】 【状況 マーダー(仁科の支給品は住井に)】 58春原陽平 【支給品 不明】【状況 仁科の死で錯乱】 謎の男(次の書き手にお任せします) 【支給武器 ショットガン】 - BACK